ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

呼吸器外科

ページID:0056158 更新日:2025年4月1日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

*知りたい内容をクリックしてください。

特色診療内容 / 今後の方針 / 学会学術活動 / 担当医師

 

地元で

 

特色

①北近畿で唯一、検査と治療を全て備えた病院です。

当院は呼吸器外科にくわえて腫瘍内科・呼吸器内科・放射線科と、呼吸器疾患への治療に必要なすべての専門分野が揃っていますので、いかなる疾患にも365日対応します。
肺癌以外にも胸腺腫瘍や縦隔腫瘍、良性疾患、感染症、胸部外傷など広域にカバーします。悪性腫瘍においては進行症例に対しても、積極的に拡大手術・集学的治療を行っております。
お困りの場合はいつでもご相談ください。必ずなんとかします。

②体への負担の少ないロボット支援手術をしています。

もっとも多い疾患は肺癌で、適切な時期に手術を行うことが重要です。当院ではロボット支援による低侵襲手術を積極的に行っており、疼痛の緩和や在院日数の短縮につながるよう心がけております。平均手術時間は約2時間、入院期間は4~7日です。

③呼吸器リハビリチームが充実しています。

積極的に術前術後の呼吸器リハビリを導入し合併症の予防と体力の早急な回復を目指します。病やケガを克服されたあと、健康で穏やかな人生を長く送っていただきたいと考えています。

 

診療内容

手術件数は年々増加傾向にあります。疾患内容と症例数を以下にお示しします。

 

グラフ

【肺癌】

基本的には胸腔鏡を用いて傷の小さい低侵襲手術を行っております。またDa Vinciによるロボット支援手術を導入しており、傷はさらに小さく緻密な手術を行うことができます。これらの低侵襲手術は主にステージⅠもしくはⅡの肺癌患者さんで行うことが多いですが、なかには気管支や血管に浸潤するような進行肺癌を患われる方もおられます。そのような患者さんは肺全摘術を要することがしばしばですが、体力が著しく損なわれることが知られています。肺全摘を避けるために、病巣のみ取り除き、残す正常肺をつなぎなおす“スリーブ手術”と呼ばれる手術も行っております。がんの広がりや患者さんの体力を考え最適な手術方法を検討します。

 

模式図1

 

【縦隔腫瘍】

胸骨正中切開での手術が基本でしたが、ロボット支援での手術も可能で、胸骨を切らなくていいという圧倒的なメリットがあります。入院期間が短く社会復帰も明らかにはやいです。現在は約90%がロボット支援手術です。腫瘍の大きさや場所によってはヘミクラムシェル開胸やTMA(Transmanubrial approach)などといった、特殊な手術方法で確実に腫瘍を切除します。

 

模式図2

 

【気胸】

肺に穴が開く病気です。特に若年者発症の気胸は再発する可能性が高く、手術を行います。試験や試合前など人生の大事なイベントの前に発症することがありますので、少しでも再発率を下げ若者の人生を守れるような手術を心がけております。従来では穴の開いた部位を自動縫合器で切除しておりましたが、近年その方法では逆に再発する可能性があるといわれております。当院では肺を切るのではなく、穴を糸で丁寧に縫い縮めるといった方法で手術します。基本は3cmの傷1カ所で手術を行います。肺気腫が原因で発症する気胸にも手術します。

 

【胸部外傷】

肋骨骨折が多いですが、折れる数や場所によっては呼吸ができず人工呼吸器を要する場合があります。また痛みで動けず寝たきりになる場合もあります。1日でも早く退院し元の生活に戻っていただくため、必要であれば即時に手術を行います。肋骨骨折に対してはMatrix RIB、胸骨骨折に対してはSternal Plateという専用プレートを備えており、確実な骨折手術が可能です。

 

【膿胸】

肺炎や誤嚥などがきっかけで肺の周りに膿が溜まる病気で、しばしば重症化します。基本的には抗生物質投与のうえ管を入れる治療(胸腔ドレナージ)を行います。手術の時期を逸すれば著しく健康寿命を損なうので、必要時には速やかに手術をおこないます。ご高齢の方などは心臓が弱っていたりすることがしばしばありますので、内科と連携し少しでも安全に治療しております。

 

今後の方針

近畿北部における中心的な役割を担えるよう、常に精進して参ります。我々は地域の皆様があってこそです。このホームページをご覧になった患者さんや地域の先生方、ご質問やご不明な点ございましたらお声掛けいただきましたら幸いです。

 

学会学術活動

日本外科学会、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、日本胸部外科学会、日本内視鏡外科学会

 

担当医師

 
イケベ サトシ
池部 智之
(呼吸器外科医長)
最終学歴 兵庫医科大学 平成23年卒業
専門分野 呼吸器外科
専門医・認定医等 日本外科学会専門医
呼吸器外科専門医
​ロボット手術コンソール術者
診療についてのモットー 人に優しく安全第一
トクダ リョウスケ
德田 涼介
(呼吸器外科医師)
最終学歴 京都府立医科大学 平成31年卒業
専門分野 呼吸器外科
専門医・認定医等 ロボット手術助手
診療についてのモットー 同僚や患者様に信頼されるような医師になりたいと思います。
ニシムラ サキ
西村 沙貴
(呼吸器外科医師)
最終学歴 京都府立医科大学 令和4年卒業
専門分野 呼吸器外科
専門医・認定医等 ロボット手術助手
診療についてのモットー 誠心誠意取り組ませていただきます。
招聘医師
 木村 吉成 (キムラ ヨシシゲ)  呼吸器外科

 


地域救命救急センター

診療受付時間8時30分から11時。再来受付機は7時30分より稼働。休診日は土曜日、日曜日、祝日、12月29日から1月3日の年末年始

各種相談のご案内