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病院長あいさつ
『進化し続ける病院』 を目指して
新年あけましておめでとうございます。
福知山市は京都府下の市町では京都市,宇治市についで第3位の財政規模です.一般に人口規模が小さくなると市町の歳入額が減り,住民一人当たりの市町の歳出額が増加します.つまり人口が減っていくと社会インフラを保つことが難しくなります.医療も例外ではありません.今や財政規模・人口規模に見合った医療サービスの提供を行わざるをえない時代に入っています.近隣市町の状況を考えますと,当院の役割はますます重要性を増しています.
さて,昨年5月8日には新型コロナウイルス感染症の取り扱いが感染症法上の5類となり,入院措置などの行政の関与はなくなりました.社会一般では制限のない生活が戻って参りましたが,再びコロナが漸増しつつあり,インフルエンザ,A群溶連菌咽頭炎,咽頭結膜熱などの増勢もあり気の抜けない新年を迎えました.
国際社会に目を向けると,ロシアのウクライナ軍事侵攻から2年,ガザ地区の戦闘で2万人を超える死者が出ていると伝えられます.
このように不穏な社会情勢の中にあって,昨年当院は日本医療機能評価機構・病院機能評価の更新,紹介受診重点医療機関承認を得て着実に歩を進めて参りました.新年を迎え,元旦に電子カルテシステムとハードウエアを一新し,クレジットカード自動支払いシステム,会計後払いシステムの導入,MRIの更新を相次いで行います.さらに本年度は災害対策・施設整備の基本設計を進めて参ります.
新しい年が皆様にとって充実した1年となりますことを祈念し,私の年頭のご挨拶とさせていただきます.本年も皆様の温かいご支援,ご協力を宜しくお願い申し上げます.
病院長・病院事業管理者 阪上 順一
令和6年1月