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病院長あいさつ
『進化し続ける病院』 を目指して
新年あけましておめでとうございます。
団塊の世代(1947~1949年生まれ)がすべて75歳以上の後期高齢者となる2025年度をもって、地域医療構想の第一段階が終了いたします。この構想は、2016年度からの10年間をかけて、将来の人口構造や医療ニーズの変化を見据え、病床機能の分化と連携を進めることを目的として策定されたものでした。
次に控えるのは2040年問題で、団塊の世代の子どもたち、いわゆる団塊ジュニア世代(1971~1974年生まれ)の高齢化です。2040年には65歳以上の高齢者人口が約3,900万人に達し、わが国人口の高齢化はさらに新たな局面を迎えると見込まれています。
2025年10月に実施された国勢調査の結果は、本年9月末までに「人口等基本集計」として公表される予定です。周辺市町の人口が急速に減少する中にあっても、福知山市は2040年時点で6万人台の人口を維持する見通しであり、近畿北部において数少ない中核都市としての存在感を高めています。
2026年度からは、2040年を見据えた「新たな地域医療構想」の策定が始まります。厚生労働省がガイドラインを示し、都道府県が順次構想の具体化に取り組む予定です。福知山市は、京都市・宇治市に次ぐ府内第3位の財政規模を有し、京都府北部の中核医療圏における急性期医療の拠点としての役割や、在宅医療を支える体制の整備など、地域医療を支える多様な役割を担うことが期待されています。
このような中、市立福知山市民病院は、地域の医療を支える中核病院としての責任を改めて自覚し、本年は災害拠点病院の要件見直しに伴う南館建設工事や、放射線治療計画装置の更新など、将来を見据えた医療インフラの整備を進めてまいります。
他方、2026年度の診療報酬改定では本体プラス3.09%とされましたが、物価や人件費の上昇を考慮すると、依然として厳しい運営環境が続くことが予想されます。こうした状況下においても、市立福知山市民病院は『進化し続ける病院』として、地域の皆様に信頼される医療を提供し続けるべく、職員一同、誠実に業務に取り組んでまいります。
本年も変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
病院長・病院事業管理者 阪上 順一
令和8年1月









