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救命救急センター(施設紹介)
救命救急センター整備の取り組み
市立福知山市民病院は、市民の命と健康を守る地域の基幹的病院として、急性期医療の充実に加え、地域がん診療連携拠点病院として放射線治療など高度専門医療を推進し、病院機能の整備に取り組んでまいりました。
平成24年3月30日、京都府より府内初の地域救命救急センターの指定を受けたことから、地域の皆さんに安心していただける救急医療の環境整備についても事業を進めておりましたが、この度、充実した初療室、多様な集中治療室の設置など、施設面のみならず、機能面も更に強化し、名実ともに京都府北部地域における三次救急医療の拠点が完成いたしました。
救命救急センターの役割
365日、24時間体制で、生命の危機を伴う重症患者さんのスピーディーで専門的な救命処置を提供します。また、病院内の専門診療科と連携して、様々な傷病に幅広く対応します。
人工透析室整備の取り組み
近年、生活習慣に起因する糖尿病性腎症などの増加に伴い、末期腎不全による人工透析が必要な患者さんが増加しています。
当院では糖尿病性腎症などの早期発見、治療、合併症の進展防止に努力する一方で、人工透析室の拡大につとめてまいりました。しかし、増加する透析患者さんを受け入れることがでない状況となってまいりました。そこで今回の救命救急棟整備に併せ、増え続ける需要に対応できるよう50床まで拡張できる人工透析室を整備いたしました。(現在は36床で運用)
施設紹介
1階 救急外来
初療室
救急搬入された方や重症患者さんの初療を行います。同時に3人まで対処できる広いスペースを確保しています。
診察室
感染症に対応できる専用空調を備えた診察室を含め、5室を設置しています。また、診察前には患者さんの緊急度、重症度を把握するため、看護師によるトリアージを行います。
回復室
点滴をしたり、処置の後に経過観察をするベッドです。患者さんの血圧、脈拍などの生体情報は、セントラルモニターでも確認できるようになっています。
2階 透析室
透析ベッド
開放的で明るく広い空間には、安心して治療を受けられる50床のベッドスペースを確保しています。
そのうち、空気の強制排気装置を設けた感染症患者対応の個室を3室と、重傷者対応の個室を2室設けています。
休憩室
透析前後の一時休憩や、食事をすることができる休憩室を設けています。
3階 救命救急病棟(集中治療室)
集中治療室
患者さんの状態が確認できるよう、スタッフステーションは中央に配置し、見通しのよい空間にしています。また、ベッドサイドモニター(生体監視モニター)で患者さんの生体情報も確認できます。
ICU5床、CCU2床、PICU1床、SCU1床、熱傷治療1床のほか、水治療室を設けています。
ICU
急性の重症患者さんを収容し、密度の高い集中的な医療・看護を行います。
CCU
狭心症や心筋梗塞など心臓血管系の重症患者さんを対象とします。
PICU
小児の大けがや、緊急を要する脳・内臓など小児の重症患者さんを対象とします。
SCU
脳出血や脳梗塞など、急性の脳卒中患者さんを対象とします。