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院内感染対策指針

ページID:0057678 更新日:2023年4月3日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

目的

この指針は、市立福知山市民病院における感染対策の基本方針を定め、患者・スタッフ・病院訪問者等を院内感染から防御し、安全で質の高い医療の提供に資することを目的とする。

院内感染対策に関する基本的な考え方

院内感染の予防に留意し、感染症発生の際には拡大防止のためにその原因を速やかに特定し、制圧し、終息を図る。このために、全スタッフが院内感染防止対策を把握、遵守し、安全な医療環境の提供に努める。

院内感染対策のための組織に関する基本的事項

  1. 院内感染対策の周知及び実施を迅速に行うため、各部門からの代表者で構成する組織横断的な委員会を次のとおり設置する。
    1. 院内感染予防対策委員会(以下:ICC):院内感染予防対策に関する意思決定機関として月1回程度会議を行い、感染予防対策に関する事項を検討する。
    2. 院内感染対策チーム(以下ICT):感染対策に関する実働的組織として設置し、院内感染予防対策委員会の方針に基づき、感染対策における諸対策の実施と推進を執行する。
    3. 抗菌薬適正使用支援チーム(以下AST):抗菌薬適正使用における推進を執行する。
    4. ICリンクスタッフ会:各部署より1-2スタッフを集め、ICTと連携し、所属部署での感染対策活動を展開する。
  2. 院内感染対策に関する病院全体の問題点を把握し、改善策を講じるなど院内感染対策活動の中枢的な役割を担うために、院長直属の感染管理室に感染管理者を置き、この業務を遂行する。
  3. 前項に規定する委員会及び組織の運営等については別に定める。

院内感染対策・抗菌薬適正使用推進のためのスタッフに対する研修に関する基本方針

院内感染防止の基本的な考え方及び具体的な対策、抗菌薬適正使用推進についてスタッフに周知徹底するために、スタッフを対象に年2回以上の研修会を行い、感染防止等に対する意識向上を図る。

感染症の発生状況の報告に関する基本方針

院内での感染症の発生状況は院内感染予防対策委員会で報告し、周知する。

院内感染発生時の対応に関する基本方針

  1. 院内感染発生時は、発生した部署の病院スタッフが直ちに感染管理室へ報告する。
  2. 感染管理者は、感染管理室室長、病院長(ICC委員長)に報告するとともに、ICTにて速やかに原因究明をおこない、改善策を立案し実施するために周知徹底を図る。
  3. 必要に応じ協力関係にある地域の他医療機関や保健所と速やかに連携し対応する。

新興感染症の受け入れに関する事項

自治体等の要請により、新興感染症を受け入れる体制として院内対応の策定と診療・療養環境の調整を行う。

抗菌薬の適正使用に関する事項

ASTが抗菌薬の適正使用を推進するため個々の症例に対して介入を行い、治療効果の向上や副作用・耐性菌の減少に努める。

患者等に対する当該指針の閲覧に関する基本方針

当院の院内感染対策に関する考え方を周知するために、本指針をホームページに掲載し、公開する。

感染対策に関する地域医療機関との連携

地域連携病院の感染対策に関する相談や問題点を定期的に検討する、地域大規模中核病院と感染対策に関する相互評価を実施するなどして、地域全体における感染対策の向上に積極的に取り組む。

その他院内感染対策の推進のために必要な基本方針

院内感染対策推進のため「院内感染対策マニュアル」を作成し、スタッフへの周知徹底を図るとともに、定期的に見直し、改正を行う。

2010 年(平成 22 年)4月制定
市立福知山市民病院 病院長

2012年(平成24年)5月改正
2017年(平成29年)9月改正
2018年(平成30年)3月改正
2022年(令和4年)4月改正 
2023年(令和5年)4月改正


地域救命救急センター

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