ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
Web版福知山市総合防災ハザードマップ

本文

気象の特徴

ページID:0062676 更新日:2024年3月18日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

大雨をもたらす気象の特徴を紹介します。 
令和4年7月福知山南部地域の豪雨や令和5年の台風第7号の影響による福知山北部地域の局所的な豪雨は、たまたまではありません。

  • 南海上から和歌山•四国間を通って、暖かく湿った空気が流れ込み、加古川沿いに雨雲が侵入してくる。
  • 北からと南からの風がぶつかり合う。
  • 盆地であり、熱雷が発生しやすい。

等、福知山市で大雨となる条件は様々あります。

資料提供:京都地方気象台

熱雷による大雨のパターン

京都に伝わる雷御三家

熱雷とは、地表付近が日射で局地的に強く熱せられ、湿気を含んだ下層の空気が上昇して雷雲が発生し生じる雷雨です。

 ​雷御三家が福知山付近に入る方法を示した絵

雷御三家
タイプ 発生頻度 状況
丹波太郎型 高い 中国山地から丹波高地で発生した雷雲が、上空の西よりの風によって福知山から京都市方面に流れ込みます。
山城次郎型 奈良県付近で発生した雷雲が、上空の南よりの風によって京都市方面に流れ込みます。停滞する場合が多く、警報級の短時間強雨と激しい雷が特徴です。
比叡三郎型 低い 岐阜県から滋賀県で発生した雷雲が、上空の東よりの風によって京都市方面に流れ込みます。盛夏に太平洋高気圧が日本海へ軸を移した時の東風に流されます。ほとんどの場合寒気を伴っているため、夜間でも突然発生し、短時間強雨や激しい雷をもたらします。

熱雷の発生メカニズム(丹波太郎型)

 

熱雷発生のメカニズムを説明する絵

北からの風と南からの風の風が集まる場所が福知山市付近になり、積乱雲が発達し、日射により発生し加熱されて軽くなった上昇気流が「風が集まる場所」で強化され、雷雨となります。

台風の通過するコースと京都府への影響

近畿直撃コース

近畿直撃コースの絵

広範囲で暴風と大雨、暴風、大雨(土砂、浸水)、洪水警報

直撃する前に南東風で局地的な大雨になることがあります。

  • 台風本体の雨雲がかかり、暴風を伴って広範囲で大雨となります。
  • 大きな河川でも水位上昇
  • 外水氾濫、内水氾濫、土砂災害に警戒

​日本海通過コース

日本海通過コースの絵

強風と局地的な大雨、大雨(土砂、浸水)、洪水警報​

台風が日本海を進む時にも南西風により局地的な大雨になることがあります。

  • 大阪湾から流れ込む暖湿流により局地的に雨雲が発達し大雨となります。
  • 内水氾濫、土砂災害に警戒
  • 強風に注意

​太平洋コース(台風だけの時)

 太平洋コースの絵

北部、南丹•京丹波で大雨、大雨(土砂、浸水)、洪水警報​

台風の動きが遅いと要注意

  • 台風へ吹き込む湿った気流により北部と南丹・京丹波で雨雲が発達します。
  • 大きな河川でも水位上昇
  • 外水氾濫、内水氾濫、土砂災害に警戒

太平洋コース(台風+前線)

前線がある場合の太平洋コースの絵

広範囲で大雨、大雨(土砂、浸水)、洪水警報

台風の動きが遅いと要注意

  • 台風の周辺から流れ込む暖湿流により前線が活発となり、広範囲に雨雲が発達します。
  • 長時間にわたって大雨となります。
  • 大きな河川でも水位上昇
  • 外水氾濫、内水氾濫、土砂災害に警戒