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【福知山の変】まちを変えていく変化人を応援するシリーズ | 最終回は漫画家こうの史代さん
[公開] 2022年6月2日 [更新] 2023年2月2日、3月8日、5月14日、6月13日、2024年3月16日、4月8日、7月2日、2025年1月13日、3月21日、5月13日
「福知山の変」
「福知山の変」最終回!福知山市在住の漫画家こうの史代さんが”変化人“に!
福知山の「ふつうの風景」に、魅せられて――漫画家生活30周年、新境地に挑戦!
福知山城でライブペインティングも決定!
明智光秀ゆかりの地である京都府福知山市は、このまちで挑戦し、まちを変えていく“変化人(へんかびと)”を応援するシティプロモーション企画「福知山の変」の節目にして最終回の「その十」に、市在住の漫画家こうの史代さんを迎え、5月13日に発表します。
『この世界の片隅に』『夕凪の街 桜の国』などで知られるこうのさんは、2016年に福知山市へ移住。2025年は漫画家生活30周年。4月には、福知山市が物語の舞台である最新作『空色心経』を、実に約12年ぶりの長編ストーリー漫画として発表しました。戦争の中の日常など、これまでになかった角度から独創的な漫画を創作してきたこうのさんが、この福知山の地で、どんな挑戦を行っているのか。「福知山の変」では、新たな表現に挑むこうのさんの現在地に迫ります。
6~7月には、こうのさんの画業をたどる初の大規模原画展「こうの史代展」が福知山市で開催されます。また、「福知山の変」をきっかけにこうのさん自身にも変化が。まちと関わりながら創作をする企画「こうの史代まちなかお絵かきプロジェクト」を立ち上げました。6月には、福知山城の天守閣と福知山シネマでライブペインティングを行うことが決定しました。
こうの史代さんと「福知山の変」「こうの史代展」ポスター
こうの史代さんが好きな福知山の風景、由良川沿いにて
モチーフは「福知山の日常とイマジネーションが溶け合う、新境地」
最終回となる「その十」では、こうのさん自身が筆をとり、広告界で活躍するクリエイターや市役所職員とともに共創しています。ポートレートの代わりに、シリーズ初となる“自画像”をこうのさんが描き下ろし。肩には、日々をともにするキエリボウシインコのTさんが止まっています。
ビジュアルの上部は、変化人の“頭の中”を描いています。こうのさんの頭上に舞うのは、福知山市が舞台の最新作『空色心経』の、制作途中の原稿やネーム。愛用する万年筆が添えられた空間は、構想のひらめきや地道な試行錯誤、そして研ぎ澄まされた一線一線を通してどこまでも広がるイマジネーションが感じられる、創作の現場そのものです。
こうのさんのまなざしが向かうのは、日々の暮らしの中に宿る物語。黒色で紡がれる福知山のまちの“ふつう”の暮らしと、青色であふれだす紀元前のインドの世界が、ひとつの画面の上で交錯しています。
このビジュアルは、創作と生活が溶け合う日常のなかから変化を生み出す、“ふつう”から始まる挑戦の姿を象徴しています。
「福知山の変」その十
※クリックで拡大します
「挑戦はふつうのまちから生まれる」
「ふつうの人の、ふつうの物語を描きたかった」と話すのは、漫画家・こうの史代さん(56)。
『この世界の片隅に』などで知られるこうのさんは、2016年に福知山市に移住。
最新作『空色心経』(朝日新聞出版)では福知山を舞台に、由良川の河川敷など、なじみのある風景が細やかに描かれている。
「福知山には、誰もがここは自分のまちだと思える日本の原風景がある。普遍的な物語を描くのにぴったりなまちだと思いました」
般若心経をモチーフとした本作では漫画として新しい挑戦をいくつか行っている。
そのひとつが紀元前のインドと現代の日本が交錯する世界を、青と黒の2色で表現すること。
「漫画は描けばずっと残るもの。だから同じことをする必要はない。思い切って違うことをしたほうがいいかなと」
2025年で漫画家生活30年。
「これからも、ここ福知山で自分がワクワクするものを見つけてその感動を伝えていきたい」
そう語るこうのさんには、常に新しい風が吹いている。
こうの史代
(漫画家)
「福知山の変」最終回に寄せて コメント
▼企画担当者(福知山市役所 宇都宮萌)
「明智光秀を超えていけ」。この言葉に導かれ、福知山のまちに新たな変化の風が吹き始めました。人々の共鳴のエナジーによって、シビックプライドを育み、挑戦・応援の輪を広げる市民参加型のシティプロモーション企画、「福知山の変」。その原動力は、明智光秀の精神を継ぎ、まちをより良く変えていこうとする“光秀マインド”です。挑戦する市民の一歩一歩を、“変化人”として可視化し、まちの物語を1ページずつ更新していきました。
ポスターに映るのは、特別な誰かではなく、私たちと同じこのまちの人です。
2022年6月から始まったこのシリーズは、今回の「その十」にて幕を下ろします。とはいえ、変化の旅は終わりではありません。私たちのまちは、今もなお一人ひとりの歩みとともに、前に進んでいます。「福知山の変」――挑戦の物語は、これからもまだまだ続きます。
▼こうの史代さん
このたびは「変化人」に選んでくださってありがとうございます! この企画は初回から、頼もしく、また親近感をもって拝見しておりました。というのも実は四年前、この企画の前段階である「明智光秀そっくりさん募集」に応募してみたら? と夫から勧められていたからです! これからも、見た目だけでなく中身も「周りに流されず、自分の尺度で判断し行動する」光秀精神を心がけようと思います。
「こうの史代まちなかお絵かきプロジェクト」スタート!
「福知山の変」に選ばれたことをきっかけに、こうの史代さんは、福知山のまちと関わりながら創作をする企画「こうの史代まちなかお絵かきプロジェクト」を始動させました!
「こうの史代まちなかお絵かきプロジェクト」
○Vol.1 こうのさん描き下ろし!架空の映画看板
2025年4月23日~ 福知山シネマ外壁に掲出中
主催:こうの史代 共催:福知山シネマ
*「こうの史代展」連動企画
○Vol.2 福知山城でライブペインティング!
2025年6月15日(日)・16日(月) 11:00頃~17:00頃
場所:福知山城天守閣 2階竜王の間
※福知山城天守閣の入館料が必要です(大人330円、こども110円)
※予約不要
主催:福知山市 福知山市佐藤太清記念美術館 企画:こうの史代
全国各地を巡回する「こうの史代展」にて、徐々に完成させていくライブペインティング企画。福知山での開催場所は、こうのさんのアイデアで、福知山城の天守閣になりました! 福知山城は明智光秀が築いた城で、当時の石垣が残っています。現代の挑戦と歴史の挑戦が重なりあう瞬間をお見逃しなく!
○Vol.3 福知山シネマでライブペインティング!
2025年6月29日(日) 11:00頃~15:00頃
場所:福知山シネマ内 シネマ+プラス
※観覧無料・予約不要
主催:こうの史代 共催:福知山シネマ

▼Vol.2と3共通
・「こうの史代展」「福知山の変」連動企画
・当日、11時ごろから描き始める予定ですが、少し早まったり、逆に遅くなるかもしれません。途中、休憩でいない時もあります。「こうの史代展」やまちなか散策とあわせて、ごゆるりとお楽しみください。
6~7月開催!「漫画家生活30周年 こうの史代展 鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり」
漫画家生活30周年を迎えた本市在住の漫画家こうの史代さん、過去最大規模の展覧会。大ヒット作『夕凪の街 桜の国』や『この世界の片隅に』をはじめ、福知山市が舞台の最新作『空色心経』など500枚以上の漫画原画、絵本原画、作品のコンテやメモ、制作風景を記録した初公開の映像を展示します!
「こうの史代展」は金沢21世紀美術館(5月2日~25日)からスタートし、福知山のほか、全国巡回展示をする予定です。
「漫画家生活30周年 こうの史代展
鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり」
期間:2025年6月8日(日)~7月27日(日) 休館日:毎週火曜日
※会期中、前期・後期と展示替えを行います。展示替日は改めてお知らせします。
時間:9:00~17:00(ただし入館は16:30まで)
場所:福知山市佐藤太清記念美術館 (京都府福知山市字岡ノ32-64)
入館料:大人720円 子ども350円 ※通常料金と異なります
詳細:https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/7/74944.html
主催:福知山市 福知山市佐藤太清記念美術館
協力:呉市立美術館、コアミックス、朝日新聞出版、日本文芸社、平凡社
監修:福永信
企画:青幻舎プロモーション
「こうの散歩」レポート COMING SOON!
5月13日の記者発表会では、「こうの散歩」と題して、こうのさんが福知山のお気に入りの散歩コースを歩きながら漫画の舞台となったスポットを紹介。そのレポートを、6月の「こうの史代展」開幕にあわせて公開予定です!
こうの史代さんについて
▼プロフィール
こうの史代さん【漫画家】
こうの ふみよ|広島市出身、福知山市在住。1995年に漫画家デビュー。『長い道』『かっぱのねね子』『さんさん録』など作品多数。『夕凪の街 桜の国』で手塚治虫文化賞新生賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞、映画化やドラマ化にも発展。『この世界の片隅に』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞、またアニメーション映画(片渕須直監督)がロングラン大ヒットを記録。ドラマ化・ミュージカル化でも話題に。2025年4月、福知山市が舞台の最新作『空色心経』を発表。ブログ「こうのの日々」では同作の制作過程、キエリボウシインコのTさんと夫と暮らす日々の写真やスケッチを公開している。漫画家生活30周年記念「こうの史代展」が5月に金沢21世紀美術館で開幕し、6~7月に福知山市でも開催される。また「福知山の変」をきっかけに、福知山市にて「こうの史代まちなかお絵かきプロジェクト」を始動。
▼こうの史代さんと福知山市の関わり
○こうの史代さんは、2016年に京都府福知山市に移住。
○福知山ゆかりの武将・明智光秀が主人公の大河ドラマ『麒麟がくる』放送終了後、福知山城公式サイト立ち上げにあわせて、本市からの依頼でイラスト「麒麟のいる街」を描き下ろし。イラストは、福知山市役所職員の名刺やいがいと!福知山ファンクラブの市外会員証などでも使用されている。
○福知山市立図書館開設100周年を記念し、図書館主催で「こうの史代『荒神絵巻』作品展」が開催(2025年)。また図書館雑誌スポンサー制度により、こうのさんは6誌の雑誌を提供している。
○福知山市内唯一の映画館・福知山シネマでは、こうのさんイラストの懸垂幕を掲げるほか、過去にこうのさんのトークショーや原作映画『この世界の片隅に』上映とパネル展示を実施。
○こうの史代さんの最新作『空色心経』では、福知山を舞台に由良川の河川敷などが細やかに描かれている。
○こうの史代さんは、「福知山の変」への登場が決まったことを契機に、福知山のまちと関わりながら創作をしようと「こうの史代まちなかお絵かきプロジェクト」を立ち上げる。架空の映画看板を描き下ろして掲出するほか、6月に福知山城天守閣と福知山シネマにてライブペインティングを行う。
福知山の変 その十 掲出先
○ポスター掲出(順次) 福知山城天守閣/JR福知山駅コンコース北口ビジョン/福知山市立図書館中央館/市民交流プラザふくちやま1Fビジョン/福知山市役所/市内各所など ※B2ポスター掲出先募集
○地元新聞(両丹日日新聞)への全面広告(5月14日付)
全国広報コンクールにて「福知山の変」が入選!
自治体広報の甲子園といわれる「全国広報コンクール」(日本広報協会主催)の2025年版にて、京都府福知山市のシティプロモーション企画「福知山の変」が「広報企画」部門で入選しました。福知山市は6年連続の入賞、広報企画部門では5年連続の入賞となります。
HP https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/promotion/75040.html
▼講評 (提供:日本広報協会)
ここ数年、連続入選してきたシティプロモーションの集大成的な取り組み。これまでのアイデアや展開力も素晴らしかったが、その底流にあった地域の課題の捉え方や「変化」に着目した視線が興味深い。
挑戦する市民を「変化人」と位置づけてプロジェクトを展開。地域の「人」をメディアとしている。特に、自ら変化し、地域に変化を起こす「変化人」という存在を発見し、こうした人々をメディアとして注目することは、市の問題意識や提起された目的からも理解できるものになっている。継続して取り組んでいるブランドストーリーを様々な市民(普通の人)を「変化人」と位置付け発信することでアップデートするための取り組みは評価できる。「変化」が「変化」を生み出し、ここまで進化してきた。市民の力を可視化して引き出し、それを市のブランディングやシビックプライドの醸成につなげた。
多方面にわたる協創事業、各媒体の特性を十分理解した上での展開など広報の力量が高い。
「福知山の変」ステートメント (声明)
明智光秀を超えていけ
福知山に、ゼロからまちをつくった明智光秀。
由良川の治水、経済の発展、そして福知山城。
彼の挑戦心は、福知山を変え、そして私たちの中で今も生きつづけている。
2022年に市制85周年を迎えた福知山。
今、変化を起こすチャレンジャーがたくさん生まれている。
「福知山の変」は、彼らの挑戦を紹介し、その輪を広げていくプロジェクト。
どんな小さなことからでも。誰もがチャレンジできる社会に変えていきたい。
きっと、明智光秀だって、はじめの一歩はどきどきしたはず。
このプロジェクトが、あなたの挑戦のきっかけになれば、うれしい。
さあ、いっしょに、一歩ふみだしていきましょう。
「福知山の変」、始まる。
「福知山の変」これまでのシリーズ
「福知山の変」とは
京都府福知山市のシティプロモーション企画「福知山の変」は、このまちで挑戦し、まちを変えていく“変化人(へんかびと)”を応援する、市民参加型のシリーズです。挑戦の輪と、それを応援する輪を広げることを目的としています。
明智光秀が主人公の大河ドラマ(2020~21年『麒麟がくる』)放送終了後、福知山市は、まちを築いた武将・明智光秀に通じるまちづくりへの挑戦心を“光秀マインド”と名付けて、まちのブランドストーリーをアップデート。「光秀マインドプロジェクト」を展開してきました。そのVol.3兼市制85周年記念企画として、光秀そっくりさん公募の後、2022年6月2日(本能寺の変から440年)から「福知山の変」始動。
挑戦する市民を“変化人”と位置づけ、市民×広告界で活躍するクリエイター×市職員の共創によってその挑戦を可視化。ステートメントとなる「福知山の変、始まる。」篇と、「福知山の変 その壱」から2025年5月「その十」の発表に至るまで計10人の変化人のポスターを発表しました。また成人の日に合わせた企画「はたち特別篇」、夜の図書館や廃校リノベーション施設を活用したイベント、グッズやふるさと納税、多文化共生プロジェクトなどにも広がっています。
変化人の挑戦と、人々の共鳴のエナジーによって、シビックプライドの醸成、挑戦・応援の輪の拡大、そして新たな共創へと、まちに変化が起きています。合言葉は、「明智光秀を超えていけ」。
▼変化人ラインナップ(プロフィールは2025年5月時点)
「福知山の変、始まる。」篇 (2022年)
明智光秀そっくりさんコンテストグランプリ 秋山 蒼さん【福知山公立大学4年生】*当時
あきやま そう|静岡県出身、福知山市在住。2022年発表当時は、福知山公立大学4年生。福知山市が募集した「明智光秀そっくりさん」に家族の推薦で応募、50名の中から選ばれる。「将来はいろんな人を支える仕事がしたい」という目標のもと、23年に福知山市役所に就職。社会福祉に携わる。
(*2022年6月2日、本能寺の変から440年の日に発表 詳しくはこちら)
その壱 「持続可能な音楽との出会いを創りたい」 (2022年)
吉田 佐和子さん【クラリネット奏者/起業家】*当時。現在は演奏活動を休業し、起業家に専念
よしだ さわこ|福知山市出身、現在は福知山市と大阪の2拠点生活中。株式会社Locatell代表取締役社長。(一社)福知山芸術文化振興会代表理事。マーケティング・ブランディング・人材紹介・アートプロデュースを軸に多事業展開。地域の魅力を伝える多様な事業に取り組んでいる。
(*2022年6月2日、本能寺の変から440年の日に発表 詳しくはこちら)
その弐 「福知山出身を誇りに思えるまちにしたい」 (2022年)
岩城 四知さん【SomAbito代表/キャンプライフクリエイター】
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いわき よつとし|福知山市出身、在住。デザイナーズキャンプブランドSomAbito(ソマビト)代表、クリエイティブディレクター。日本・アジアでクラフトワークショップを開催。テレビ番組、CMにも出演。ライフワークであるキャンプを通し、「奥京都」の魅力を伝えている。22年夏、福知山市内の廃校を利活用した「ソマビトノースヒルズキャンプ場」をオープン。24年4月、東京に進出しSomAbito東京店をオープン。
(*2022年6月2日、本能寺の変から440年の日に発表 詳しくはこちら)
その参「″役に立ちたい″が″やりたい″につながる」(2023年)
佐々井 飛矢文さん【第七代大江山鬼そば屋 共同店長】
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ささい としふみ|埼玉県出身、福知山市在住。第七代共同店長として中村麻美さんとともに老舗「大江山鬼そば屋」の伝統をつなぐ。学術博士。家政学・デザイン学等の国際学会で活躍。料理、作詞作曲、作画、裁縫、鉄道や車などの多趣味を生かし、経営を再建。様々な学校や地域で、移住や性的少数者に関する講演を行う。通称「なゝ姫」。24年2月、中村さんとの共著で、福知山市雲原地域に伝わる桜御前と鬼童丸の話を中心に、新たな視点で酒呑童子伝説を絵本調にまとめた小説『「鬼」とよばれた親子』を出版。
(*2023年2月2日、鬼鬼の日に発表 詳しくはこちら)
その四 「ヒト・モノ・コトをつないで農業をもっと元気にしたい」 (2023年)
小林加奈子さん 【小林ふぁ~む代表】
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こばやし かなこ|大阪府出身、福知山市在住。大阪で学習塾を25年間経営した後、2015年に福知山市に孫ターンし、夫妻で農業をスタート。女性初の京都府指導農業士。奥京都(京都府北部)で一次産業に携わる女性グループ「のらXたん ゆらジェンヌ」発起人。京都女性起業家賞、LED関西、みんなの夢AWARDなどで入賞。23年、生産者と食卓をつなぐ新ブランド「Nora dish 奥京都」を立ち上げる。24年、農業×教育のキャリアを生かし福知山市の公設フリースクールの外部講師に就任。また若い世代に農業の可能性を伝えるため、さまざまな体験の提供を行っている。
(*2023年3月8日、国際女性デーに発表 詳しくはこちら)
その五 「毛原を千年つづく里にしたい」 (2023年)
水口一也さん【毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト代表】
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みずぐち かずや|「日本の棚田百選」とその後継の「つなぐ棚田遺産」に認定されている福知山市大江町毛原出身、在住。大阪・京都で約30年営業職を勤め、2011年にUターン移住。 2015年「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」を立ち上げる。平均年齢約70歳と高齢化が進む地域でICTやクラウドファンディングを活用し、関係人口を増やしながら地域課題の解決に取り組んでいる。同プロジェクトは地域再生大賞優秀賞、内閣官房主催「冬のDigi田甲子園」全国9位。
(*2023年5月14日、毛原の棚田イベントに発表 詳しくはこちら)
その六 「六人部で生まれたお酒を届けたい」(2024年)
今川純さん【東和酒造11代目杜氏】
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いまがわ じゅん|福知山市出身、在住。1717年(享保2年)創業、市内唯一の酒蔵「東和酒造」の11代目杜氏。廃業寸前の家業に2008年から参加、11年に自家醸造を33年ぶりに復活。地元・六人部(むとべ)地域の農家に酒米栽培を依頼し、それを用いた銘柄「六歓」(ろっかん)が代表作となる。18年、日本三大杜氏のひとつ「丹波杜氏」に女性杜氏として初認定。酒造りを共に行う夫、3人の子ども、両親と、自身が生まれ育った地で暮らしながら、地元の米、水、気候を生かした酒造りを追求している。
(*2024年3月16日、酒蔵祭りにて発表 詳しくはこちら)
その七 「スポーツを通じて福知山を夢と応援があふれるまちにしたい」(2024年)
片野翔大さん 【一般社団法人福知山ユナイテッド代表】
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かたの しょうた|福知山市出身、在住。幼少期から様々なスポーツに親しむ。IT企業とスポーツメディアにてJリーグやBリーグ、プロ野球のマーケティングに従事した後、東京ヤクルトスワローズに初のデジタルマーケティング人材として入団。部活動地域移行の全国的な動きを機に、2022年7月7日に一般社団法人福知山ユナイテッドを設立。既に市内で活動していた複数競技の子ども向けのチームやスクールをまとめ、市内外から約70社のスポンサーを集めて 、一体的なクラブ運営を行うなど画期的な試みを多数実現。2024年2月から福知山市に完全Uターン。
(*2024年4月8日、入学シーズンに合わせて発表 詳しくはこちら)
その八 「全ての人が“混ぜこぜ”になって尊重しあえる世界に」(2024年)
ジョセフィン・タニグチさん【多文化コミュニティ・オーガナイザー】
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ジョセフィン・タニグチさん 【多文化コミュニティ・オーガナイザー】
Josephine Taniguchi|フィリピン出身、福知山市在住。通称「カレン」。NPO法人京都丹波・丹後ネットワークのフィリピン・コミュニティ・オーガナイザー、Filipino English Teachers in Japan Global京都支部代表、英会話教室Good Life English School主宰。フィリピンのホテルでスーパーバイザーとして勤務後、20年以上前に福知山市に移住。文化や言葉の面で苦労した経験をもとに、日本で暮らす外国人の公的手続きのサポートや外国にルーツのある不登校の子どもや家族のケアなど、長年にわたり支援活動を行う。このほか市内外で英語や異文化を伝える講師活動、市内で多文化共生プロジェクト「Hello! ハロハロプロジェクト」に関わるほか、防災シンポジウムにも登壇するなど、多文化共生社会の実現に貢献すべく多方面で活動している。
(*2024年7月2日、多文化共生プロジェクト「Hello! ハロハロプロジェクト」の始動に合わせて日本語・英語の2バージョンを発表 詳しくはこちら)
その九「人と自然の営みを漆でつなげたい」(2025年)
山内耕祐さん 【漆掻き/NPO法人丹波漆 理事】
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やまうち こうすけ|京都府城陽市出身、福知山市在住。学生時代に漆工芸を学ぶなかで、原料としての漆に興味を持ち、数少ない国産漆の産地・福知山市夜久野地域に赴く。そこで「丹波漆」が後継者不在やウルシの木の減少で消滅の危機に瀕していることを知り、2013年に卒業と同時に移住。当時26年ぶりの「丹波漆」の漆掻き職人となる。京都府の無形民俗文化財に指定されている「丹波の漆かき」の技術を継承し、ウルシの木の植栽・育成の計画・実施、また後継者の育成など幅広い活動を行っている。2024年、山内さんが理事を務めるNPO法人丹波漆は、国から西日本初の選定保存技術「日本産漆生産・精製」の保存団体として認定された。
(*2025年3月21日、国際森林デーに合わせて発表詳しくはこちら)
その十「挑戦はふつうのまちから生まれる」(2025年)
こうの史代さん【漫画家】
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(*2025年5月13日、こうのさん漫画家30周年の日に発表)
※このほか、福知山市ではたちを迎えた皆さんを迎えて
「はたち特別篇『祝!はたち』」を2025年1月13日、成人の日に発表 詳しくはこちら
※画像クリックで拡大します
(*2025年1月13日、成人の日に発表)
▼福知山の変リンク
「福知山の変」HP(こちらのサイトです)
ふるさと納税返礼品 その弐で登場した「SomAbito 焚き火台 別注モデル」
多文化共生プロジェクト「Hello! ハロハロプロジェクト」<外部リンク>(発表時プレスリリース PR TIMES)
福知山城内の展示
「福知山の変」クリエイティブスタッフ
クリエイティブディレクター・コピーライター
佐藤 舞葉さん (コピーライター/CMプランナー)
さとう まいは|東京都出身、2019年から4年間福知山市で暮らす。au三太郎シリーズ「みんながみんな英雄。」で日本最高峰の広告コピー賞「TCC賞」グランプリなど多数受賞。近年もコカ・コーラ「この瞬間が、私。」、大阪ガス、東京マラソン、UHA味覚糖、LINEギフト、プラスなど様々な広告に携わる。
アートディレクター
古谷 萌さん (アートディレクター/イラストレーター)
ふるや もえ|東京都出身、在住。NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」ポスターや東洋水産「マルちゃんクッタ」パッケージ・広告、アンパンマンこどもミュージアムのアートディレクションなど、グラフィックデザインを中心に幅広い分野で活動。受賞歴に新聞広告大賞、TOPAWARDS ASIAなど多数。
フォトグラファー
吉良 恭蔵 (福知山市役所職員)
きら きょうぞう|福知山市出身、在住。福知山市役所の広報職員として、広報誌リニューアルやSNS立ち上げを担当し、広報誌『広報ふくちやま』で全国広報コンクール写真の部・全国1位(特選・総務大臣賞)、京都広報賞4年連続知事賞受賞など受賞多数。現在は、主にふるさと納税を担当。
プロジェクト進行
福知山市役所 シティプロモーション担当
過去のプロジェクトにスエヒロさん作「謀反のお知らせハガキ」実物化や「本能寺の変 原因説50 総選挙」開催などから成る「本能寺の変プロジェクト」のほか、「#福知山城チャレンジ」<外部リンク>、「明智光秀がしゃべる自販機」「鬼鬼の日/鬼鬼祭」など。全国広報コンクール特選・総務大臣賞、シティプロモーションアワード金賞、PRアワードグランプリブロンズなど受賞多数。
「福知山の変」その十 スタッフクレジット
CD・C:佐藤舞葉 AD:古谷萌 撮影:吉良恭蔵 D:吉田由梨 撮影技術:岡本憲一 レタッチャー:桜井素直
(参考)「光秀マインドプロジェクト」とは
福知山城を築き、まちを拓いた明智光秀から脈々と受け継がれてきた、まちづくりへの挑戦心「光秀マインド」。市の資産や魅力として発信するとともに、福知山で挑戦する人にスポットライトを当てるためのプロジェクトです。
- Vol.1 コンセプトムービー「光秀マインド」
2021年2月
【受賞】地域プロモーションアワード2021 動画部門「箭内道彦賞」(審査委員長・箭内道彦さん)、令和3年度京都広報賞 動画部門 会長賞
- Vol.2 #福知山城チャレンジ<外部リンク>
2021年6月〜2022年3月
【受賞】令和5年全国広報コンクール 広報企画の部 入選、令和4年度京都広報賞 写真の部・組み写真「知事賞」(京都府内1位) *題材:#福知山城チャレンジ 新作能『光秀』 撮影:福知山市職員 吉良(『福知山の変』フォトグラファー)
- Vol.3 福知山の変
2022年6月〜2025年5月
【受賞】令和7年全国広報コンクール 広報企画の部 入選、第3回シティプロモーションアワード 金賞・審査員特別賞(優秀チャレンジ賞-「変化人」マインドに注目して-)
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