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【受賞】全国広報コンクールでシティプロモーション企画「福知山の変」が入選!6年連続入賞の快挙!
自治体広報の甲子園といわれる「全国広報コンクール」(日本広報協会主催)の2025年の結果が発表され、京都府福知山市のシティプロモーション企画「福知山の変」が「広報企画」部門で入選しました。
福知山市は6年連続の入賞、広報企画部門では5年連続の入賞となります。
また「福知山の変」は節目の「その十」を5月中旬に発表予定です。こちらをもって、シリーズはひとつの区切りを迎えます。
福知山市の受賞結果
令和7年「全国広報コンクール」
広報企画 入選
明智光秀のまち、集大成。
変化人の挑戦と人々の共鳴のエナジーが、
まちを変えていく。「福知山の変」
上段:左から「福知山の変」始まる篇、その壱~その四
下段:左から「福知山の変」その五~その九
▼概要
明智光秀が主人公の大河ドラマ放送終了後、京都府福知山市は、まちを築いた武将・明智光秀に通じるまちづくりへの挑戦心を「光秀マインド」と名付けて、まちのブランドストーリーをアップデート。新企画「福知山の変」で、挑戦する市民を「変化人(へんかびと)」と位置づけ、市民×クリエイター×市職員の共創によってその挑戦を可視化。人々の共鳴を呼ぶことで、シビックプライドの醸成、挑戦・応援の輪の拡大、そして新たな共創へと、まちに変化が起きている。合言葉は、『明智光秀を超えていけ』。
「福知山の変」HP
講評 (提供:日本広報協会)
ここ数年、連続入選してきたシティプロモーションの集大成的な取り組み。これまでのアイデアや展開力も素晴らしかったが、その底流にあった地域の課題の捉え方や「変化」に着目した視線が興味深い。
挑戦する市民を「変化人」と位置づけてプロジェクトを展開。地域の「人」をメディアとしている。特に、自ら変化し、地域に変化を起こす「変化人」という存在を発見し、こうした人々をメディアとして注目することは、市の問題意識や提起された目的からも理解できるものになっている。継続して取り組んでいるブランドストーリーを様々な市民(普通の人)を「変化人」と位置付け発信することでアップデートするための取り組みは評価できる。「変化」が「変化」を生み出し、ここまで進化してきた。市民の力を可視化して引き出し、それを市のブランディングやシビックプライドの醸成につなげた。
多方面にわたる協創事業、各媒体の特性を十分理解した上での展開など広報の力量が高い。
担当職員コメント
大河ドラマ『麒麟がくる』で光が当たった福知山市。明智光秀が築いたこのまちの歴史の先には、今を生きる市民の挑戦があります。「福知山の変」は、過去から受け継ぐまちづくりへの挑戦心を胸に、未来へ向けて歩み続ける人々の思いをかたちにする試みとして始まりました。自ら変化を起こし、誰かの挑戦にも心を寄せ、応援しあう――。そんな人たちと出会い、共創することで、このプロジェクトも絶えず変化しながら進んできました。私たちのこの挑戦の歩みは、全国から見ると小さい一歩ですが、それでも遠く離れた人の心に届いて評価されたことを、心から嬉しく、誇らしく思っています。
挑み、変わり続ける「変化人」の輪はこれからも広がっていきますが、一方で「福知山の変」という物語は、次回の「その十」でひとつの節目を迎えます。その結びにふさわしいかたちで皆さまにお届けできるよう、5月中旬の発表に向けて準備を進めております。どうぞご期待ください。
福知山の変
福知山市のシティプロモーション企画「福知山の変」は、このまちで挑戦し、まちを変えていく“変化人(へんかびと)”を応援する、市民参加型のシリーズです。挑戦の輪と、それを応援する輪を広げることを目的としています。
変化人と広告界で活躍するクリエイター、市役所職員がビジュアルを共創し、ポスターや新聞全面広告、イベントなどで多様な変化人たちを広く紹介しています。
大河ドラマで注目を集めた地元ゆかりの戦国武将・明智光秀から受け継ぐ「まちづくりへの挑戦心=光秀マインド」がテーマの「光秀マインドプロジェクト」Vol.3ならびに市制85周年記念企画として、光秀そっくりさん公募の後、2022年6月2日(本能寺の変から440年)から始動。ステートメントとなる「福知山の変、始まる。」篇と、これまでに9人の変化人を紹介しています。成人の日に合わせた企画「はたち特別篇」、夜の図書館や廃校リノベーション施設を活用したイベント、グッズやふるさと納税などにも展開しています。
全国広報コンクール 福知山市の受賞歴
受賞年 | 部門 | 企画名 | 受賞名 |
---|---|---|---|
令和2年(2020) | 広報写真(組み写真) | 「広報ふくちやま」2019年5月号 | 佳作 |
令和3年(2021) | 広報写真(一枚写真) | 「広報ふくちやま」2020年9月号 | 特選・総務大臣賞 |
広報企画 | 本能寺の変プロジェクト2020 | 特選・総務大臣賞/読売新聞社賞 | |
令和4年(2022) | 広報企画 | 明智光秀ピクトグラム | 入選 |
令和5年(2023) | 広報企画 | #福知山城チャレンジ | 入選 |
令和6年(2024) | 広報紙(市) | 「広報ふくちやま」2023年10月号 | 入選 |
広報企画 | 竜王戦福知山城対局メニューづくりプロジェクト |
入選 |
|
令和7年(2025) | 広報企画 | 福知山の変 | 入選 |
全国広報コンクール 概要
全国広報コンクールは、地方自治体等の広報活動の向上に寄与することを目的に、各種広報作品について審査を行い、優秀団体を表彰するものです。日本広報協会の主催により、1964(昭和39)年から実施しています。都道府県等の審査・推薦により提出された広報作品を審査し、特選・入選を決定。全国広報広聴研究大会で表彰します。
主催:公益社団法人 日本広報協会 https://www.koho.or.jp/contest/zenkoku/<外部リンク>
全国広報広聴研究大会
2025年6月6日(金曜日) 北本市文化センター(埼玉県北本市)