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ふくナビ(福知山市職員採用)

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上下水道部経営総務課 主査 櫻尾篤士

上下水道部経営総務課 主査 櫻尾篤士(さくらおあつし)

櫻尾さんの写真経歴

平成24年 入庁 企画政策部スポーツ振興課
           (現 地域振興部文化・スポーツ振興課)

平成28年 財務部財政課

令和 2年 京都府自治振興課 (出向)

令和 3年 財務部財政課

令和 5年 上下水道部経営総務課

 

 

業務内容

Q.現在所属している課での業務内容を教えてください。

A.上下水道部の主な業務は、河川から取水した原水を浄水処理し、各家庭・事業所に供給する水道事業と、各家庭で排出された汚水等の処理を行う下水道事業からなっています。その中で、現在所属している経営総務課は、それら事業を運営するため、在籍する職員の人事管理や業者との契約行為、上下水道料金に関することなど庶務的な役割をしています。
 担当している業務は経理に関することで、上下水道部という一つの企業の1年間のお金の使い方を決める予算編成や、前年度にどのようなお金や資産の出入りがあったかを集計・分析する決算、確定申告や企業債(融資)の借り入れ、日々の支払業務など、お金にまつわる様々な業務を取り扱っています。市民の方と直接接したり、大きな施設を建てたりといった目に見える成果はありませんが、上下水道事業を陰で支える重要な仕事だと思っています。

Q.上下水道部の業務を行うにあたって事前に知識や技能が必要になってくるのでしょうか?

A.私が所属している経営総務課では専門的な知識や技能をもった方が配属される訳ではありません。業務を行う上で出てくる専門用語など知識を身につける必要がありますが、業務の中で自然と身につく部分もありますし、上下水道部に入った後でも研修や、必要な専門書の備品購入など勉強できる環境は整っています。

Q. 現在行っている仕事で社会情勢などに影響されて変化したものはありますか?

A.経理という仕事上、現在の電気代高騰や重油価格の高騰によって増えてしまったコストをどのように他の方法で補うのかなど、上下水道を動かす上での資金繰りが社会情勢に影響されることが多いです。インタビューの様子

日々の仕事について

Q.市役所でのワークライフバランスはどのようにしていますか。

A.多くの部署では土日が休みなので、休日は家族との時間にあてることができています。また、子どもの学校行事などで休みが取りたい時にも休みを取ることができ、周りもそれが当たり前の雰囲気で気兼ねなく休みが取れる環境です。
 しかし、災害などの緊急時に出勤しなければいけない時には家族を残して出勤する必要があるので、その時には自分以外の家族に頑張ってもらわなければいけないこともあります。ただ、どうしても出勤できない時など他の職員と連絡を取り合って助け合うこともできるので安心です。

Q.子どもの出産の時期は、どのようなバランスで働いていましたか。

A.市役所には「配偶者の出産休暇」というものがあり、それを利用して休みをもらっていました。育児休業を取らない場合もこのような制度もあるため、それぞれの状況に合わせて休暇を取ることができます。また、周りの職員の理解もあり、休みを取りやすい雰囲気でした。男性であっても休みが取りやすくなっています。福知山市役所は仕事と子育てを両立していく上でとても働きやすい環境です。

Q.課の異動などで大変だったことなどはありますか?

A.市役所職員は異動が多い職業です。異動直後などは新しい課の雰囲気に戸惑うことがありましたが、どの課でも周りの職員や前任者がサポートしてくれるので心配はいりません。
 ただ、新しい課では今までやっていなかったような業務を行う必要も出てくるので、その都度新しい知識を身につける必要があり、それが大変だと感じました。

Q.人間関係などで苦労したことはありますか?

A.異動や出向によっては新しい職場で知り合いが一人もいないといった可能性もありますが、基本的に皆さん親切に対応してくれるので、特に問題ありません。
 人間関係の苦労というより、むしろこれまで仕事を通して接してきた様々な人との関係性や同期入庁の人たちとのつながりが、市役所業務に取り組んでいく上での財産になっていると思っています。

学生のみなさんへ

Q.学生のうちにやっておいた方がいいことはありますか?

A.何か特別な知識や技能を身につけておく必要はないと思いますが、みなさんには、学生のうちに「経験を重ね、感性を磨く」ことをしてほしいなと思います。様々な場所を訪れ、多くの人と出会ってください。とくに社会人の方の話を聞くことで、仕事についての理解が深められ、自身の職業選択の幅が広がることもありますし、色々な考え方に触れ、視野を広く持てるようになってほしいなと思います。
 また、時間をかけて「自己分析」をやってみてほしいです。自己分析をする機会は中々ないですが、将来のことを考えるこの時だからこそ、自分自身を見つめ直すことは非常に大切だと思います。自分にとってどんな出来事が楽しかったのか、どんな苦しい経験があったのか、過去の自分を振り返ることで、「自分は何をしたいのか」、「自分は何に対して頑張れるのか」という「軸」を見つけて、仕事に対するイメージをつかんでほしいなと思います。

Q.最後に福知山市職員を目指す方に向けてメッセージをお願いします!

A.公務員と一言で言っても、たくさんの業務があり、多様な人材を必要としています。「自分はこんな性格だから・・・」、「こういうことができないから・・・」、「コミュニケーションを取ることが苦手だから・・・」とマイナスに考える必要はありません。大切なのは、「市民のみなさんのために働く」というその心構えです。福知山市のために働きたいという方、ぜひ一緒に働きましょう!!!

集合写真

左からインターシップ生の荒川・國澤、経営総務課の櫻尾、インターシップ生の植木

インタビュアー:荒川巧、國澤海翔、植木陸斗

令和5年9月6日取材

インタビューの感想

今回初めて本格的なインタビューをさせて頂き、メモを取り、記事にまとめるということに挑戦しました。インタビューをするにあたり予め準備しておいた質問をするだけでなく、櫻尾さんへの取材の中で深堀りしたいことをみつけて質問していくことができました。加えて、上下水道という私たちの生活において最も身近なものについて、どのようにその機能が維持されているかや災害時どのような苦悩があるかなどはあまり知ることがありませんでした。ですが、このインタビューを通して自身の最も身近な所にある上下水道について知れて、このように住民の方の暮らしを守っていく仕事をされているのだと知ることができました。貴重なお時間ありがとうございました。