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略歴
平成5年 入庁 社会福祉課
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平成21年 高齢者福祉課
平成28年 高齢者福祉課介護保険係長
平成29年 保険課国保料係長
平成30年 保険年金課高齢者医療係長
令和2年 保険年金課課長補佐兼高齢者医療係長
保険年金課は、国民健康保険や国民年金など、市民生活の根底を形成する重要な所掌事務をもちます。高齢者医療係では、高齢者医療保険の制度運用を担当し、窓口において市民のみなさまに対して保険に関する説明や、市民病院等と連絡調整などの事務を実施しています。福知山市の高齢者福祉課や社会福祉課等と連携を取りながら業務をすすめることもあります。
保険年金課の窓口の様子。現在は、新型コロナウイルス感染症対策として、飛沫防止シートで覆われている。
制度について理解をしていただけるよう、わかりやすい説明を心がけています。直接高齢者の方に対応をするため、その心情に寄り添い、高齢者の方に親しみのある表現や時には方言を使うなど、相手の立場に立った対応を目指しています。そのような中で、「ありがとう」などの感謝の言葉をいただくと、非常にやりがいを感じますね。
相談者の方の個々の事情を伺いながら、支援をすることが求められます。そのためにもいろんなことを経験して、それぞれの事情を見極める力を養っていきたいです。
適度に田舎でありながら、利便性があり、大変住みやすいところですね。元々地元愛が強い方でしたが、度重なる水災害によって、ふるさと福知山が被害に遭う姿をその度に目のあたりにしてきました。その経験が、より一層生まれた故郷をより良いまちにしていきたいと改めて思うようになりました。
入庁当時は、女性は内部事務を担当していることが多くあったと思います。また、お茶くみもありました。しかし、同時期に市役所では女性初の技師や消防吏員も誕生しており、女性進出があたりまえの時代になっていったように感じます。私自身も女性初の生活保護のケースワーカーとなりましたが、男性職員との業務の違いは感じませんでした。昇進に関しても市役所は実力次第です。性別に関係せず、活躍の場があります。
現在の福知山市役所では、子育てをしつつ業務ができる体制が整い、家庭での支えや、同僚・上司による支えもあるため、働きやすい職場だと感じます。
例えば、育児休業が1年から3年に伸びたり、介護休暇をはじめ、様々な休暇が取得できたりするようになりました。女性にとっても働きやすいということは男性にとっても働きやすいということだと思います。
私は、育児休業中に社会福祉士の資格を取得するなど、復帰後の業務の幅を広げることができ、結果として休暇は貴重な時間になりました。
自分の経験から、教育に関する業務に取り組んでみたいと思っています。職員である限り「どんなことにも取り組む」という思いを持って取り組んでいきたいです。
経験の中で、楽しんで積み重ねてきたキャリアがモチベーションにつながっていますね。お年寄りをはじめ、社会的に弱い立場にいる人が生活しやすい福知山に。また、その人を支える家族や地域の人が生活しやすい市を目指し、支えやすい社会の実現を目標にしています。
バランス力だと思います。自分の仕事だけできてもだめだし、事務的な仕事だけ、対外的に話しができるだけでもだめ。人間としてのバランス力だと思いますが、市民の方をはじめ色んな部署とのコミュニケーション、部下・上司との連携が必要になってくると思います。
どんなことにもどんどん、失敗を恐れずガツガツ挑戦してください!
どんどん外へ出て、視野を広げることで、仕事の幅を広げてほしいですね。目を輝かせて。また、若者にしかできない機動力のある仕事をしていくことが将来につながると思うので、「ガッツ」でどんな仕事にも取り組んでほしいです。叱られることやがっかりすることもあります。しかし、それを吹き飛ばすパワーをもって取り組んでみましょう。
市民さんと話すことは、よかったと思えることもつらいこともあります。でも、それを糧にして、どんどん経験を積んで学んだことを活かしてください。市役所が元気になれば、福知山市が元気になっていくと思います。
左からインターンシップ生の山本、渡辺、保険年金課の伊藤、インターンシップ生の新元
令和2年8月4日取材
実際にインタビューをさせていただいたことで、伊藤さんは市民の方の事を第一に考え業務にあたっておられることや、日々の業務の中で市民や職員の方とのコミュニケーションを密にとることを心がけておられることが、ひしひしと伝わってきました。また、職員の方は市役所を良くすることが福知山市を良くすることにつながると考え、行動されていることを学びました。また、女性の活躍や若者に対する思いを大変熱く語っていただき、職員として働く姿や目指すべき姿を明確にすることが出来ました。
お忙しい中、大変貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。