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市民総務部危機管理室 主査 西山峻平

ページID:0016502 更新日:2019年9月18日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

市民総務部危機管理室 主査 西山峻平(にしやましゅんぺい)

市民総務部危機管理室の西山さんの写真

 

経歴

平成21年 入庁 子育て支援課

平成25年 生活交通課

平成29年 危機管理室

 

現在担当している部署について教えてください

所属している危機管理室の仕事内容は、まず第一に市民の方々の命を守ることです。そのために、災害対応はもちろん、確実に逃げてもらうためのソフト対策を進めています。災害対応以外の仕事は具体的に何しているかと言われると、なんて答えたら伝わるんだろう…(笑)。市が開設する広域避難所の備蓄物資を整えたり、命を守るためにいつどこへどうやって避難するかを事前に確認しておくことの大切さなどを伝える講演会、市で作成したハザードマップとは別に地域オリジナルで作成していただく「地域版防災マップ(マイマップ)」の作成支援などもしてるし、地域防災訓練も危機管理室の重要な仕事のひとつです。今年度は、防災行政無線のデジタル化や避難のあり方を検討し、今後は、情報伝達手段の多様化や伝える方法・伝える内容の改善など更なる対策を進めていく予定です。
生活交通課にいた時に平成25年台風18号災害と平成26年8月豪雨を経験して、その時には実際に被災された方の生の声を聞けたことは、昨年の7月豪雨災害時の様々な場面において活かすことができました。危機管理室は、事前の警戒体制から災害対応、復旧・復興に至るまで全体の指揮をとる部署なので、現地で直接被災された方とお話をする機会は減りましたが、今は自主防災組織を通じて、市民の方とつながれることにやりがいを感じますね。

防災の冊子を手に仕事の説明をする様子の写真

危機管理室での仕事を通して自分の行動に変化はありましたか

昨年の7月豪雨災害で、全く復旧が進んでいなかった広島県呉市に個人的に休日を利用して災害ボランティアに行ったんですよ。これは、危機管理室にきてから色んな方と出会い、つながることができたからだと思ってます。平成26年8月豪雨の時には、市街地が浸水している光景に衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えていますけど、呉市は土砂災害による被害が多く、これまで経験してきたものとは全く違ったので、現地を見た瞬間に土砂災害の恐ろしさでゾッとしました。呉市で、スーパーボランティアの尾畑春夫(注)さんと偶然出会って、ボランティア経験豊富な尾畑さんから色々なことを学びました。私が防災の担当をしていることを伝えたら、「人と人のつながりの大切さ」や「事前の備えの重要性」などを教えてもらいました。尾畑さんの一つひとつの言葉に共感し、人前で話をする機会などを通じて、学んだことを伝えていきたいと思ってます。学校は違えど、同じ時期に福知山市にインターンシップで来て一緒のグループになったこと、これもひとつの縁だし、みんなにも一つひとつのつながりを大切にしてほしいかな。

(注)全国各地の被災地でボランティア活動をしている人。平成30年8月に、山口県で3日間行方不明だった男児(当時2歳)を現地到着からわずか20分で発見した経験がある。

家族との時間をどのように過ごされていますか

危機管理室は、大雨による災害対応だけでなく、地震、原子力災害や武力攻撃など何か起こったときにはすぐに駆けつける必要があるし、日頃から気圧配置や台風進路などの気象情報、断層の活動状況や社会情勢など多様なアンテナを張り巡らしているので、家族と遠出はなかなか行けないですね。深夜でも休日でも駆けつけないといけないこともあるし、昨夜も強い雨が降って災害のおそれがあったからそのおそれがなくなるまで働いてました。家族には不安な思いもさせてるし、たくさんサポートしてもらっているから、休みの日はできるだけ家族と一緒に過ごすようにしてます。呉市に行ったときは、往復約12時間かけて日帰りで行って、明朝に帰宅して、ウトウトしながら家族サービスをしましたね。

みなさんに伝えたいことはありますか

昨年の7月豪雨災害では、裏山が崩れて家屋が倒壊したところや河川の増水による河岸侵食によって家屋の地盤が削られるなど多くの被害があり、たまたま難を逃れたというケースも少なくありませんでした。やっぱり1番大事なのは命だし、これまで多くの水害に悩まされたきた福知山市だからこそ、過去の災害を教訓とし、自分の避難スイッチを個々が事前に設定して、実際に自助・共助の精神による避難行動をとることが何よりも大事です。なかには、自宅を離れたくないから避難されない方もおられますが、そういった方の命をどうやって守っていくか、それには子や孫など家族の力が大きいと思います。ぜひ、若いみなさんには、日頃から自分の家族や親戚に対してアンテナをはっておき、何かあったときには避難の呼びかけや安否確認をしてほしいなと、ひいては人と人のつながりが大事にされることを期待しています。

西山さんとインターンシップ生の集合写真

左から危機管理室の西山、インターンシップ生の阿部・柴垣・下村、危機管理室の森下次長

インタビュアー:阿部明日香・柴垣奈々

令和元年8月29日取材

インタビューの感想

私は西山さんへのインタビューを通して、福知山市役所の職員としてのやりがいや、仕事以外のプライベートについて普通の説明会では聞くことが出来ないお話を聞かせていただきました。家族も大切にしながら、市民の方とのつながりも大切にし仕事のやりがいを持っている姿を見て現代の明智光秀を見た気がしました。

 

インタビューをしてくれた阿部安部さん、柴垣さん、下村さんへ

今回のインタビューがみなさんの参考になったか不安ではありますが、しっかりと役割分担もでき、話し手が話しやすい雰囲気を作れていたことも非常に良かったと思います。惜しいと感じたのは、人や場面に応じたストーリーを3人の頭のなかで描き、共有できていたら更に良いインタビューができたかなと感じました。
これから先、人生を歩んで行くなかで、もっとたくさんの色んな感性を持った方と出会われると思いますが、すべての出会いを大切にしてください。(西山峻平)


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