ふくぽ 明智光秀 新文化ホール ふるさと納税 意見募集 入札・契約
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経歴
平成21年 入庁
平成21年 環境政策室
平成25年 企画課
平成27年 兼公立大学検討事務局
平成30年 教育委員会事務局教育総務課
教育総務課は、学校施設の維持管理や備品の調達、福知山市の教育の在り方を検討する教育委員会議の開催、教育委員会事務局内の総合調整などを行っている課です。あと近年でいうと、学校の統廃合ですね。過疎地域では子どもの数がどんどん減っていて、学級数も少なくなる。それでは学びの質を確保できなくなるから、統合が必要になる。その地域にとってどういう学びが必要か、学校統廃合にあたっては、学校と地域と一緒に考えるようなこともしています。あとは廃校の利活用とかにも携わったりしています。
市役所のどの部署の仕事も対象は市民。市民の皆さんがどうやって幸せを感じられるかを目的に役割分担しています。それもやりがいがあって素晴らしいんですけど、教育委員会事務局の場合は、その対象が子ども達なんですよね。それだけで未来を創っている感覚になるんですよ。高齢者の方や障害者の方にとっても、みんなが幸せに今を生きるための制度を整えていくのが市の仕事なんですけど、子ども達にとっての制度とか環境を作るのは、未来を創ることなので感覚的にすごくやりがいを感じます。
実は福知山出身じゃないんですよ。京都市出身で、学生時代にアルバイトをしていた時、同僚に3人福知山出身者がいて、みんな福知山大好きで「卒業したら福知山帰ります」って言うんですよ。だから福知山っていい街だなと漠然と思ってました。そうやって外に出ても想ってもらえる、帰ってきたいと思う若者がいる街っていいなぁと思います。あとは私事ですが一軒家を建てたんですよ。これは京都市内やったら無理やなぁと。やっぱりマンションとかになるでしょうね。ただマンションやと住宅の広さもそうですし、下の階や上の階に迷惑がかかりますし、子どもが騒いだら困るし、「あんまうるさくせんとき!」みたいな教育の仕方にも影響するわけですよ。それはそれで教育やとは思うんですけど、でものびのびと好きなように走り回って遊ばせられるっていうのは、今となっては幸せなことやなと思います。家建てて地域中に入ると、マンションとは違う地域の交流があるわけですよ。それは子どもにとってもプラスで、地域の人が見ていてくれる、認識してくれるんですよ。「あ~お帰り~」とかね、「おっきなったなぁ~」とかそれはやっぱり安心ですよ。何かあった時にこの人たちが見てくれてると。こういうのが地域で暮らすメリットかなぁと思います。
企画課にいる時に、福知山の魅力をどう発信していくかなんども議論してきたですが、「これといったものがないよね」、「逆に言うといろいろありすぎるよね」、「一本に絞ってやるべき」、いろんな意見があるんですけど、結局は多様性こそが福知山の魅力なんじゃないかと。そこで現れてきたのが「いがいと福知山」※1 ですよね。いろんな良さがあると、それぞれが認識してないんですよね。意外と福知山って「大学あるよね」「おいしい店が実は多いよね」とか市民自身が気づいて発信していこうというメッセージだと思ってるんですよ。いろんな魅力に気づけるキーワードなんですよね。いがいと福知山って田舎にみえて便利だよねとかいいキャッチフレーズですよね。
「いがいと福知山」…福知山市のイメージアップや観光誘客、定住促進をめざし、市の多様な魅力を発信していくシティプロモーションのブランドメッセージ
観光に行く街と住む街っていうのは、やっぱり違って。移住を考えるときによく言われるのが「付き合ってもいないのに結婚なんて考えられないよね」。訪れたことのない街にいきなり住もうって思わないから、まずは出会って(知って)、交際して(何度か訪れて)、この人なら一生をともにできると思って結婚(移住)するわけですから。付き合う彼氏彼女に求めるものと、結婚する相手に求めるものは必ずしも一致しないですよね。福知山は結婚向きやと思います。観光地はイケイケの連れていて気持ちのいい相手やとすれば、福知山市は一緒にいてすごく落ち着く、結婚して末永く一緒にいたい街やと思ってて、それは本当に感じるんですよ。
左からインターンシップ生の古鷹・荻野、教育総務課の河野、インターンシップ生の澤田・大下
インタビュアー 澤田知青 古鷹一成
令和元年8月9日取材