福知山市が発注した工事において、配合を偽った不正なコンクリートが使用された構造物に関して詳細な調査を実施した結果、必要な強度及び耐久性を有していることを確認しました。
京都府福知山市の畿北アサノコンクリート工業株式会社が、近畿地方整備局福知山河川国道事務所及び京都府の発注工事において、配合を偽ったコンクリートを納入していた事実が確認されたこと(令和5年3月8日公表)を受け、福知山市発注工事についても調査を行ったところ、24件の工事で不正なコンクリートの使用が確認されました。
このため、所定の性能を規定していない間詰コンクリートの工事1件を除く23件の工事について、強度と耐久性について調査を行ったものです。
1 不正な生コンクリートの使用が確認された工事
24件 【別紙のとおり】
2 健全性を確認するために実施した試験概要
23件の工事 【別紙のとおり】
(1)強度試験 ※1
・テストハンマーによる強度測定(原位置試験)
・採取したコアの強度測定(公的試験機関による強度試験)
(2)耐久性試験
・採取したコアの凍結融解試験 ※2 (公的試験機関による試験)
・採取したコアの促進中性化試験 ※3 (公的試験機関による試験)
・構造物の表層透気試験 ※4 (原位置試験)
○コアの採取及び現地における測定は、福知山市職員による臨場立会を実施
※1 京都府「土木コンクリート構造物の品質管理試験の実施について」に準じた試験。
※2 JIS A 1148「コンクリートの凍結融解試験方法」の水中凍結融解試験方法(A法)による。
※3 JIS A 1153「コンクリートの促進中性化試験方法」による。
※4 日本非破壊検査協会規格 NDIS 3436-2「ダブルチャンバー法」による。
3 健全性を確認するための試験結果
【別紙のとおり】
(1)強度試験結果
設計基準強度を下回るものが無いことを確認しました。
(2)耐久性試験結果
必要な耐久性を有していることを確認しました。
4 問い合わせ
総務部契約監理課 Tel 0773-24ー7043 Fax 0773-23-6537
<外部リンク>
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