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このたび、福知山市長として再選を果たすことができました。
平成28年6月に、市長に就任し、以降4年間「新しい時代の福知山」づくりに向け全力を傾注して参りました。市民の皆さんの暮らしを守り支えることを第一に、一方では厳しい財政状況の立て直し、激しさを増す地域間競争への対応など、あらゆる場面で社会・経済状況も大きく変化していく時を迎えているにもかかわらず、慣れ親しんだ前例踏襲の意識が変えられないことなどに対し、未来への責任としても、新時代福知山への改革を進めてきたところです。
そのような中、本市の移住者数は、令和元年度、過去最高となりましたが、人口減少・人口構造の変化が進展、気候変動による災害の頻発、新型コロナウイルスという感染症の拡大の一方で、AIやICTなどが急速に進み、社会の基盤となり、今までの常識が常識でなくなるニュー・ノーマルの時代を迎えようともしています。
また、2015年に国連サミットで採択された持続可能な開発目標SDGsは、ジェンダーの平等や気候変動への対策など17の目標を掲げ、行政をはじめ、あらゆる主体が、社会的包摂、環境保護、経済成長という要素を調和させ、持続可能で、しなやかさと強靱さを持った未来を構築していくことが求められています。
昔から、虫の目・鳥の目・魚の目ということがいわれます。
ミクロ・マクロ、そして流れを見るトレンドの目を言いますが、私は、あらためて、現場に接した足下を見つめ直す、ミクロの目として、自治会を単位に「歩く」事業を始めさせて頂きます。
その一方で、高いところから全体像を把握するマクロの目やトレンドの目を持たなければ、持続可能性、発展性を持つ、しなやかで強靱なまちづくりはできません。
時計の針を逆戻りさせないという、御支援を頂いた市民の皆さんの思いをしっかりと胸にきざみ、「Withコロナ」のもとで、刻々と変わる状況を把握、即応し、引き続き市民の皆さんの健康と安全を第一に、地域経済や雇用などに対し、強力な独自支援施策に取り組んでいきます。
そして、私たちの大切なふるさと福知山を、持続可能で、発展性を持つ、しなやかで強靱なまちとして、未来に引き継いでいけるよう、現在と未来、短期と長期のバランスをとりながら、力強く「新時代福知山」を次のステップに進める7つのまちづくりに取り組んで参ります。
どうか、皆様方の御理解と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げ就任のあいさつとさせていただきます。
令和2年6月22日
福知山市長 大橋 一夫
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