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絵本 『節分で追い出された鬼はどこへ行く?』 誕生!作者は中3の妖怪博士ちゃん

ページID:0061964 更新日:2024年1月22日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

京都府福知山市は、鬼もヒトもみんなでワクワク、楽しみながらまちを盛り上げていく、まさに“オニバーサル”なまちを目指すプロジェクト『ONIversal city project』を行っています。

この度、鬼のまち福知山の絵本『節分で追い出された鬼はどこへ行く?』が誕生しました。
作者は「妖怪博士ちゃん」としてテレビ番組などで活躍する中学3年生の関本創さん。
節分をもとにした鬼たちのオリジナルストーリーを、かわいいイラストとともに優しく描きます。
完成した絵本は、市内の小学校や全国の図書館に寄贈します。

読み聞かせ動画も市公式YouTube<外部リンク>で公開中です。

絵本表紙

鬼の絵本について

この度、福知山市になじみ深い「鬼」について市内外の子どもたちにも親しんでもらうべく、約半年をかけて制作したオリジナル絵本『節分で追い出された鬼はどこへ行く?』が完成しました。

さらに、このストーリーを全国のより多くの方に楽しんでいただけるよう、市公式YouTubeにて読み聞かせ動画も公開しました。

本作は“妖怪博士ちゃん”としてテレビ番組などにも出演し妖怪探究家として活躍するほか、これまで7冊もの妖怪本を執筆する中学3年生の関本 創(せきもとあらた)さんがプロジェクトコンセプトに共感し、描き下ろしました。

絵本の舞台でもある福知山市には、元々鬼を親しむ文化が深く根付いています。節分では「鬼は内」の掛け声で豆まきを行う地域もあり、 “鬼のまち”福知山として、これまでも「節分で追われる鬼たちよ、集まれ!」と全国の鬼たちに向けて発信してきました。

このような福知山市の文化をもとに制作された本作は、『節分で追い出された鬼はどこへ行く?』というタイトルに決定。

季節行事として親しまれる節分の豆まきを題材としつつ、「鬼は外」の掛け声とともに各家庭から追い出された鬼たちはその後どうしているのか? 福知山市の大江山に集まる鬼たちの、知られざる想いやユーモア溢れる掛け合いと、節分の豆まきがもつ意味を、関本さんがかわいいイラストとともに優しく描きます。

さらに、この物語をより多くの方に楽しんでいただくべく、市公式YouTubeにて読み聞かせ動画も公開します。読み手は、舞台役者の宇都 恵利花(うと えりか)さん。

舞台で茨木童子を演じたことがきっかけで鬼に関心を持ち、本市が2023年に実施した「日本の鬼の交流博物館 開館30周年記念 酒呑童子イラストコンテスト」では大賞を受賞
宇都さんが描いた鬼のイラストが開館30周年記念来館証のデザインに採用されるなど、福知山市や鬼とも深いかかわりのある方です。

本作品の絵本は市内の小学校や全国の図書館に寄贈し、読み聞かせ動画とあわせて、鬼がもつ新たな一面に触れ、親しんでいただくきっかけを創出します。​

『節分で追い出された鬼たちはどこへ行く?』ストーリー

とある節分の日。一人の子鬼が家の人から豆をぶつけられ、家を飛び出してきました。子鬼は訳が分からず、ショックで泣いてしまいます。そこで出会った大きな青鬼に励まされ、節分の日に追い出された鬼たちが集まるという「大江山」に一緒に連れて行ってもらうことに。子鬼はそこでたくさんの心優しい鬼たちと交流しながら、節分がもつ意味などを学んでいきます。

絵本4P絵本子鬼に大江山を紹介する青鬼大江やまでの鬼たちの交流

絵本概要

絵本表紙

タイトル:節分で追い出された鬼はどこへ行く?
文・絵:関本 創(株式会社想いを創る)
監修:世界鬼学会 会長 八木 透(佛教大学 歴史学部 教授)
発行:京都府福知山市
仕様:B5判/24P
展開:
[絵本]2024年2月初旬~ 福知山市立図書館・市内小学校で貸出、順次全国の図書館に寄贈
[パネル展]2024年1月30日(火曜日)~2月18日(日曜日) 福知山市立図書館中央館ティーンズコーナー​

作者 関本創さん

関本さん

〇プロフィール
2008年生まれ、15才。妖怪博士ちゃん、妖怪探究家として活動。小学4年生で妖怪にハマったことをきっかけに、7冊の妖怪本を自費出版する。世界鬼学会会員。絵を描くことも好きで、2023年11月に個展を初開催。
HP https://omoi-wo-tsukuru.com/<外部リンク>

〇コメント
ずっと挑戦してみたいと思っていた妖怪の絵本制作の機会をいただきました。鬼が主役の話で、誰もが知る「節分」をテーマにストーリー制作をしています。大人でも楽しめる内容になっています。毎年、節分に思い出していただけると嬉しいです。

〇福知山市公式note 寄稿記事
(1)妖怪博士ちゃん、テレビロケで鬼のまち福知山に行く。(2024年1月19日公開)
https://fukuchiyama-city.note.jp/n/ndfcf3cf07a77<外部リンク>
(2)妖怪博士ちゃん、鬼のキモチで絵本を執筆。(2024年1月22日公開)
https://fukuchiyama-city.note.jp/n/nc6292ea28f95<外部リンク>

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監修者 世界鬼学会 会長 八木 透さん(佛教大学 歴史学部 教授)

八木さん

〇プロフィール
国内外の鬼好き約300名が所属する世界鬼学会の会長。佛教大学 歴史学部 教授。専門は民俗学。京都民俗学会 会長、京都府文化財保護審議委員など多数の要職を務める。

〇コメント
この絵本の中で貫かれているコンセプトは、人間と鬼との共生です。個性豊かな鬼たちが友だちと楽しんでいる姿を見て、私たちの考え方如何で人間は鬼と仲よくなれるということを確信できるのではないでしょうか。つまり私たちは、国籍や性別などに関わらず、すべての人たちと共生してゆくことが可能なのだというメッセージなのです。

読み聞かせ動画

福知山市公式YouTubeに公開される『鬼のまち福知山の絵本 節分で追い出された鬼はどこへ行く? 読み聞かせ動画』では、舞台役者の宇都恵利花さんが声を吹き込みました。ナレーションはもちろん、無邪気な子鬼から爽やかな青鬼、大江山に集う様々な鬼たちを見事に演じ分けています。宇都さんのナレーションとともに、物語の世界観を一層楽しめる動画です。

■福知山市公式TouTube
https://www.youtube.com/watch?v=fvMhuiWqLOM<外部リンク>

読み手 宇都恵利花さん

宇都さん
〇プロフィール
東京都を中心に舞台役者として活動。2019年に茨木童子役を演じたことで鬼に強い興味を持つ。趣味の絵を描くことで鬼を表現することも増え、2023年には自身の作品が日本の鬼の交流博物館の30周年記念来館証に採用された。2024年秋の公演で茨木童子役での舞台出演が決定している。

宇都さんはがき

〇コメント
今回、大好きな鬼の魅力を伝える素敵なプロジェクトに関われたこと、本当に嬉しく思います。たくさんの鬼が出てくる絵本を私もワクワクした気持ちで読みました。そのワクワクを動画でもたくさんの方にお届けしたいという想いで録音に臨みました。鬼に興味を持つきっかけのひとつになってもらえたら嬉しいです。


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2023年11月7日更新

「ONIversal city project」始動!​

京都府福知山市は、鬼もヒトもみんなでワクワク、楽しみながらまちを盛り上げていく、まさに“オニバーサル”なまちを目指すプロジェクト『ONIversal city project』を始動します。

プロジェクト始動にあたり、福知山市在住のイラストレーター、滝町昌寛さんによるキービジュアルを公開します。

オニバーサルな絵

ONIversal city projectとは

福知山市は、最強の鬼・酒呑童子など3つの鬼伝説を有する「鬼の聖地」大江山、成田亨さん制作の鬼モニュメント、世界一巨大な鬼瓦がある日本の鬼の交流博物館、また市のイメージキャラクター「酒呑童子」など、まさに鬼づくしのまちです。

そのため、多くの地域で恐れられる“鬼”を親しむ、少し変わった文化が根付いています。その文化にひっかけ、「節分で追い出される鬼たちよ、集まれ!」をコンセプトに、2月2日を「鬼鬼の日」として発信しています。


本年度、“鬼”を親しむ文化がある福知山市では、「鬼もヒトもみんなでワクワク楽しみながら、福知山市を盛り上げていこう!」という想いを込めて、Universal(ユニバーサル すべての人の)を語源にする“ONIversal”(オニバーサル)という造語を作り、本プロジェクトを始動させます。

鬼とヒトが共生できる“ONIversalデザイン”なまちを目指し、福知山市民や鬼に詳しい人々と共に様々なコンテンツを発信していきます。

キービジュアルについて

福知山市在住のイラストレーター、滝町昌寛さんに作成いただいたキービジュアルでは、鬼とヒトが共生している様子が滝町さんならではのユーモア溢れるタッチで描かれています。

「福知山城」や「由良川」「元伊勢内宮」などのまちのシンボルはもちろん、「福知山マラソン」や「大原神社の節分祭」「額田のダシまつり」など市民にとって大切なイベントも登場。

150以上の個性豊かな鬼とヒトが描かれ、細部までこだわりが詰まった絵になりました。

自然豊かな福知山のまちで、鬼もヒトも一緒になって伸び伸びと過ごす、まさに“ONIversal”な暮らしを覗くことができます。

■滝町昌寛さん プロフィール

滝町さん
福知山市大江町在住。1969年京都市生まれ。嵯峨美術短期大学卒業。
卒業後、友禅染の職人に弟子入り。並行して水墨画教室に通う。その後、バックパッカーとして世界を旅したのち、東京の表参道でマッチの路上販売を始める。
現在は地域の特徴や特産などをテーマにイラスト化するご当地マッチの販売をメインに、Tシャツや陶器などのプロダクト製品の制作や、伊豆大島のガイドマップへのイラスト提供、ワークショップの実施など、多岐にわたる活動を行っている。

■滝町昌寛さん コメント
丹波地域は古代からの伝承も多く、その中でも福知山市は大江山の酒呑童子絵巻など鬼伝説の色濃く残る魅力のある土地です。その鬼達が現代の福知山市の人達と一緒に暮らしている風景を描きました。福知山の各エリアのシンボルや行事も含め、仲良く生活している様子です。登場人(鬼)物それぞれのストーリーを想像しながら、楽しんで見ていただけたら嬉しいです。

プロジェクト概要

『ONIversal city project』では、キービジュアルの公開を皮切りに、今後も福知山市民や鬼に詳しい人々と共に様々なコンテンツを発信していく予定です。​

鬼史上初!?鬼もヒトも投げるより食べたくなる、“豆のお菓子”開発プロジェクト​

節分で必ず投げられる「福豆」と呼ばれる大豆。

鬼もヒトも投げるのではなく美味しく食べてハッピーになれる“豆のお菓子”を、今年の節分に向けて開発する計画が“豆のお菓子”開発プロジェクトです。

企画会議「ONIversal summit」を開催し、 地元や鬼にまつわる13団体・個人が集まり“鬼”の気持ちを考えながら話し合いを重ねました。会議での意見をもとに、福知山市の就労継続支援施設である大江作業所が開発・製造・販売を担当し、商品化を目指します。

なお“豆のお菓子”の監修は、世界中の鬼研究者や鬼好き約300人が加盟する「世界鬼学会」。

会長の八木透さん(佛教大学 歴史学部 教授)が会議に出席し、地域住民とともにアイデアを出し合っています。鬼への配慮も抜群の“豆のお菓子”にご期待ください。

“豆のお菓子”開発プロジェクト 進捗状況

鬼会議1鬼会議2鬼会議3

“豆のお菓子”開発プロジェクトでは、「ONIversal city project」始動に先駆け、地域住民や鬼に詳しい人々で構成される会議「ONIversal summit」を、9月20日と10月23日に開催しました。

会議では、鬼の気持ちになれるように思い思いの鬼コスチュームに身を包みます。そして大江山や全国に伝わる鬼伝説について、また鬼でもヒトでも大人でも子どもでも食べられる商品のイメージについて話し合いを重ね、その意見をもとに大江作業所が作った数種類のサンプルを試食しました。

<参加団体・個人>(五十音順)
大江作業所、大江まちづくり住民協議会、大江山酒呑童子祭り実行委員会、大江を元気づけるプロジェクト実行委員会、鬼を語る会、世界鬼学会、日本の鬼の交流博物館、福知山観光協会 大江支部、福知山公立大学 地域経営学部 准教授 福畠真治、福知山市商工会、福知山市役所、福知山地域振興社、元伊勢内宮 皇大神社

鬼がヒトを応援!福知山マラソンで鬼グリーティング​

詳細はこちら

子どもたちが鬼に親しむきっかけに!鬼が主人公の絵本制作​

関本さん

「妖怪探究家」として鬼をはじめ様々な妖怪の魅力を発信し、テレビにも出演されるなど多方面で活躍する中学3年生の関本 創(せきもと あらた)さんとのコラボレーションが実現!
著作多数の関本さんが絵本執筆に初挑戦し、鬼が主人公のオリジナルストーリーを描きます。

関本創さんホームページ<外部リンク>

鬼のまち、ふくちやま​

「鬼の聖地」大江山に伝わる最強の鬼・酒呑童子の伝説

雲海鬼像酒呑童子絵巻

福知山市にある大江山には、平安時代中期の武将「源頼光(みなもと よりみつ/らいこう)」が、「頼光四天王」と呼ばれる屈強な家臣らを従え丹波国大江山へ向かい、酒呑童子(しゅてんどうじ)率いる鬼の一味を討伐(鬼退治)するという伝説が伝わっています。
大江山は2007年に「丹後天橋立大江山国定公園」に指定。毎秋、酒呑童子伝説と大江山をテーマとした「大江山酒呑童子祭り」が開催されています。
※2023年 第42回は台風7号災害のため中止

昭和から令和まで、「鬼のまちづくり」の取り組み​

昭和以降、大江山の鬼伝説がまちおこしに使われるようになりました。大江駅前では72体の鬼瓦がお出迎えし、大江山までの道中には13体の鬼像が佇んでいるなど、様々な場所に自然と鬼が共生しています。
令和に入っても、福知山市は鬼伝説をモチーフにしたPR動画やポスター、鬼ラッピングのタクシーなど、様々な鬼コンテンツを企画してきました。

鬼タクシー

コロナ禍では「鬼鬼の日」の市役所大江支所職員や地域で働く人々の鬼のコスプレ姿が一躍話題に。“鬼のまち”をポップに楽しくアピールしようと、すすんで鬼マスクや角を装着し、そのシュールな姿にメディアの注目を集めることとなりました。

大江支所鬼角の様子

C1グランプリポスター

↑ポスターについて詳細はこちら

「鬼の聖地」大江山にある神社の節分祭​

元伊勢内宮

大江山のふもとにある「元伊勢内宮皇大神社」の節分祭では、豆まきを行い、人に災いをもたらす三鬼(病鬼・陰鬼・貧鬼)を神前に追い込み、お祓いをして病鬼を元気に、陰鬼を陽気に、貧鬼を富貴のお多福に変身させます。​

「鬼は内、福は外」?!
まだまだある「鬼のまち」ならではの節分祭​ 

大原神社イラスト

大江山以外の地域にもユニークな鬼文化が残ります。福知山市三和地域の「大原神社」の節分祭のかけ声は「鬼は内、福は外」。巷にある悪いものを神社で清めたうえで(=鬼は内)、村に福をお返しする(=福は外)一風変わった節分祭。
鬼がお多福に変わる演出は地元の有志により演じられ、今もなお地元のひとたちに愛されている恒例行事です。

関連リンク集

鬼のまち福知山―大江山鬼伝説・酒呑童子・源頼光―
 …福知山はなぜ鬼のまちなのか。その理由と、市内にある鬼スポットをご紹介しています。

大江地域について(福知山市移住サイト内)<外部リンク>
 …大江山のある福知山市大江地域について、詳しく紹介しています。空き家や里泊の情報も掲載!

酒呑童子が「ONIversal city project」​について書いたnoteも公開!<外部リンク>


福知山市公式動画

「明智光秀マインド~ 語り:クリス・ペプラーさん」
【明智光秀が築いた城下町 京都 福知山】

福知山市公式動画

福知山市初のプロモーション動画『鬼のいざない』を公開中!
福知山を訪れた女性が鬼にいざなわれ、出会う“いがい”なものとは…?

みなさんの声を聞かせてください

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