ふくぽ 明智光秀 新文化ホール ふるさと納税 意見募集 入札・契約
本文
教育長 廣田 康男
2学期が始まり、一週間が経過しました。今年の夏も「危険な暑さ」、「熱中症警戒アラート」という言葉を何度も何度も耳にしました。また、台風10号や東北等での豪雨や各地でのゲリラ豪雨、そして南海トラフ地震臨時情報が発表されるなど、元旦に発生した能登半島地震をはじめ、命を守るうえで、気候や災害への対応をどう考え、どのように対策していくか、課題は増すばかりですが、できることをまずやることが大切だと考えています。
間もなく1年の折り返しを迎えますが、現在進めている取組の一部を紹介します。
まず、本市の事業である研究開発指定校と連携研究推進校となった学校には、本市教育の新たな展開へ向けてチャレンジをしています。
研究開発指定校は、以下の通りです。
「授業づくりによる学力充実・向上」…雀部小学校・上豊富小学校・南陵中学校・日新中学校
「授業づくりによる心の教育充実・向上」…成仁小学校
「魅力ある学校づくり・学級づくりによる児童生徒理解(と支援の在り方)の深化」…遷喬小学校
研究開発指定校は、令和6年度・7年度の2年間取り組みます。これらの研究は、連携協定を結んでいる福知山公立大学・ベネッセコーポレーションの協力を得ながら進めています。
連携研究推進校は以下の通りです。
東京大学との連携による「特別支援教育推進体制づくり」…六人部小学校・六人部中学校
ベネッセコーポレーションとの連携による「教職員の働き方改革の推進」…修斉小学校・桃映中学校
正解のない、モデルのない時代といわれていますが、指定校・推進校がそれぞれ設定した研究テーマによる研究成果が、市内全体に着実に波及し、合言葉「一人一人の『なりたい自分になる』を支援する」につながることを期待しています。
今年度より小学校の水泳指導の外部委託を全小学校で実施していますが、学校のプールが新しい遷喬小学校以外は、室内温水プールにおいて1月末まで行う予定で、ここまでは順調に実施できており、児童にも好評を得ています。
また、中学校部活動に関わって、休日の地域移行については、昨年度より「部活動改革検討会議」を立ち上げ、実証事業を開始しました。本年度拡充する運動部3種目・文化部1種目については、秋から順次スタートさせていきます。福知山モデルの構築へ向けて、課題を整理しながら進めていくことになります。
社会教育では、地域公民館・体育館の大規模改修を計画的に進めており、六人部地域においては10月12日に竣工式を行い、川口地域では工事に着手します。
そして、新築された桃映地域公民館の竣工式を9月28日に行います。それぞれ地域に親しまれるとともに、社会教育を進める拠点としての役割を一層担うことになります。
市立図書館は9月17日に100周年を迎えます。大正13年に惇明小学校の一室で町立図書館として開設して100年となります。記念事業をいくつか行っており、その一つである「メッセージの木」は、おかげさまでたくさんの葉をつけています。記念事業の詳細は、図書館のホームページでご確認ください。
この他にもたくさんの取組や事業を展開していますが、それぞれの目的を大切にしながら、現場と一丸になって「実りの秋」となるよう取り組んでいきます。
(令和6年9月10日作成)