ふくぽ 明智光秀 新文化ホール ふるさと納税 意見募集 入札・契約
本文
教育長 廣田 康男
先月末から暖かくなり、待ち遠しかった桜が一気に咲きはじめた中、令和6年度を迎えました。
今年度も本市の教育目標である「自分のために 人のために 社会のために ともに幸せを生きる人材の育成」の実現へ向け、教育委員会と現場が一丸となって取り組んでいきます。
学校教育では、4年目となる福知山市立学校教育内容充実推進プラン(『響』プラン・F)による本物に触れる豊かな体験活動を推進し、児童生徒が自分の可能性を信じて自ら成長していけるよう取り組んでいきます。
昨年度からスタートした教育と保健・福祉の連携による「福知山市型多様な学びアクションプラン」では、今年度より新しく配置した専門官(教育相談担当・特別支援教育担当)を中心に、きめ細かな対応ができるよう努めていきます。
そして、今年度は様々な連携を基に市全体の教育を推進していきます。まず、昨年度から京都教育大学「学びサポート室」と就学前から小中学校へつながる、児童生徒の理解を進めるシートの共同研究を継続します。新たに福知山公立大学・ベネッセコーポレーションとの三者による連携協定により、学力・特別支援教育・働き方改革の3つを柱にそれぞれ取り組んでいきます。さらに、東京大学大学院教育学研究科能智研究室の「バーチャル空間を活用した特別支援教育に特化した教職職能開発」という学校支援のシステム作りについて協力をしていきます。これらは、推進校等を中心として研究を進め、その成果を市全体に広げていく計画です。
社会教育では、これまで同様に多様な人々が笑顔でつながり、市民一人一人がいきいきと豊かな暮らしを実現できるよう、「いつでも、だれでも、どこででも、多様な方法で生涯にわたって学び続けることができるまちづくり」をテーマに取り組んでいきます。特に、今年度は、地域公民館において、幅広い世代により親しんでいただける場となるよう各種講座等を工夫・充実させていきます。その起点となる施設である、桃映地域公民館の完成と六人部地域公民館のリニューアルオープンをそれぞれ秋に予定しています。
また、今年は図書館開設100周年を迎えることから、楽しんでいただける様々な記念事業を計画しています。
「自分を大切にするとともに他の人の大切さを認める」、この人権尊重の理念を大切にして、合言葉としている一人一人の「なりたい自分になる」の実現へ向けて、今年度も教育の充実と創造に取り組みます。そして「教育のまち 福知山」にふさわしい教育行政となるよう努めていきますので、皆様のご理解とご支援をよろしくお願いします。
(令和6年4月5日作成)