交通マナー遵守の徹底について

　市民の皆さまが安心して道路を利用できるように、交通ルールの遵守が求められています。特に横断歩道での歩行者優先や、自転車利用時のヘルメット着用は、事故を防ぐために重要です。安全で快適なまちづくりのために、正しい交通マナーをこころがけましょう。

　横断歩道は、歩行者優先であり、運転者には横断歩道手前での減速義務や停止義務があります。横断しようとする歩行者等がある時は、その横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その歩行者等の通行を妨げないようにしなければなりません。
　また、横断歩道以外の場所を横断している歩行者や、斜め横断、走行する自動車等の直前直後の横断など法令に違反する歩行者が犠牲になる事故も多く発生しています。横断者は車の運転者対して手をあげたり、目で合図をするなど横断するという意志を見せましょう。交通安全のため、運転者も歩行者も交通ルールをしっかりと守りましょう。

　飲酒運転は重大な犯罪であり、多くの悲惨な事故を引き起こします。「少しだけなら大丈夫」「近くまでだから問題ない」そう思っていませんか？しかし、一瞬の判断ミスが、あなた自身や周囲の人の命を奪うことにつながります。
　アルコールは脳の働きを鈍らせ、正常な判断や運転操作を妨げます。具体的には、判断力の低下（信号や標識の見落とし、危険察知の遅れ）、運動能力の低下（ハンドル操作やブレーキの遅れ、ふらつき運転）や注意力の低下（周囲の車や歩行者への意識低下）等があり、これらが原因で事故のリスクが飛躍的に高まります。
　「少しだけなら、、、」という油断が命取りです。飲む予定がある場合は、公共交通・代行等を利用しましょう。また、車で来た人にお酒をすすめない、飲酒した人が運転しようとしたら止めるなど、周囲の協力も効果的です。

飲酒運転は絶対に許されない行為です。飲酒運転ゼロの社会を目指し、あなたの大切な人を守るために行動しましょう。

　改正道路改正法の施行により、令和5年4月1日より、すべての自転車利用者は、ヘルメットの着用に努めなければならないとなりました。警察庁の発表によると直近5年間で自転車乗車中の事故で亡くなれた1,900人のうち、約5割が頭部に致命傷を負っています。ヘルメットを着用していない場合、致命傷が約2倍高くなります。
自分自身や家族や大切な人を守るため、自転車に乗る際は、必ずヘルメットを着用しましょう。また、自転車も自動車と同じ車両です。交通ルールを理解し、交通事故防止に努めましょう。

　シートベルトとチャイルドシートの正しい着用は、交通事故から命を守るために非常に重要です。しかし、「後部座席だから大丈夫」「短い距離だから不要」と思っていませんか？実際には、事故の衝撃は想像以上に大きく、正しく着用していなければ大きな怪我をする可能性があります。

○シートベルトの重要性
　シートベルトは、事故の衝撃を軽減し、車外への放出や二次被害を防ぐために欠かせない装備です。すべての座席で着用が義務付けられており、違反すると罰則が科されることもあります。正しい着用のポイントは肩ベルトは首にかからないようにし、しっかりと胸にフィットさせ、腰ベルトは骨盤の位置に固定し、腹部を圧迫しないようにしましょう。

○チャイルドシートの正しい使用方法
　6歳未満のこどもには、チャイルドシートの使用が法律で義務付けられています。しかし、適切なシートを選び、正しく装着しなければ効果は大幅に低下します。正しい着用のポイントは必ず車の座席にしっかり固定し、こどもの体格に合ったシートを着用しましょう。また、肩ベルトの高さを調整し、シートベルトと併用する場合、ベルトが首や顔にかからないようにしましょう。

○ジュニアシートを活用しましょう
　6歳以上であっても子どもの体格によっては車のシートベルトが十分な効果を発揮できない場合があるため、ジュニアシートを活用しましょう。体格の目安は身長150㎝未満で、確認のポイントはシートベルトが首やお腹にかからないことです。