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循環型森林整備推進協定を締結しました!!

ページID:0072578 更新日:2025年4月10日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

循環型森林整備推進協定を2社と締結しました!!

協定締結式

▽写真左=福知山地方森林組合 前列中央=少花粉スギの苗木をもつ大橋市長 右=伊東木材株式会社

 

福知山市は、植林から育林、伐採までのスキルと、数百ヘクタ ールに及ぶ広大な森林を管理するノウハウを持った地元林業事業者である福知山地方森林組合 様伊東木材株式会社 様との間に、循環型森林整備の推進に関する協定令和7年3月26日に締結しました。

利用期を迎えた市内の人工林において、『伐って、使っ て、植えて、育てる』というサイクルを適切に回していくために、​協力・連携し、循環型森林整備に取り組みます。

 

▼ 詳細はプレスリリースを御確認ください。

[Press Releace]福知山市循環型森林整備推進協定を締結しました [PDFファイル/2.36MB]

福知山市循環型森林ビジョンはこちら

 

表紙

↑クリックするとPDFが開きます。

引き続き、循環型森林整備推進協定の締結者を公募します

令和6年8月に策定した福知山市循環型森林ビジョンの実現に向け、市と事業者が協働・連携し、循環型森林整備を着実に推進していくために、福知山市循環型森林整備推進協定』を締結する林業事業者を公募します

公募内容にジャンプ

協定の概要

事業の背景

循環型森林整備とは、木を『伐って、使って、植えて、育てる』を繰り返し、森林資源を持続的に循環利用することです。木材価格の低迷や造林費用の負担が大きいことにより、特に”伐って”・”植えて”の部分が進まないことが国全体の課題となっています。本市においても、木の生長を促す間伐を中心とした森林整備が永らく行われてきました。

市内の齢級構造

本市の総面積55,254haのうち、実に約75%を森林が占めています。人工林(スギ・ヒノキ)の樹齢は、61~65年生が最も多く、51~70 年生に集中しています。これは、全国でよく見られる傾向で、戦後拡大造林(50~70年前)に植えられたスギ・ヒノキが成熟して伐採できる状態になっている一方で、直近30年では植林があまり行われておらず、若い森林が極端に少ない状態になっています。これまでの間伐に加え、成熟した立木を収穫する『主伐』と、新たに苗木を植裁する『再造林』を適切に実施し、​若い木を育て、将来に渡って森林資源を残していく必要があります。

本市が抱える課題

森林整備を行う上で、森林境界森林所有者(=『どこからどこまでの森林を、どなたが所有しているのか』)の確認が不可欠です。

しかしながら、かつて自ら木を植え、手入れをされた方々も、高齢化や代替わりにより徐々に”山離れ”が進み、森林境界の情報が失われたり、名義変更等の手続きがなされず所有者不明森林が増加するなど、円滑な森林整備を阻む大きな課題となっています。

こうした状況を鑑み、本市では航空レーザ測量により取得した高精度な地形図・林相図(樹種を識別した図面)を元に、森林所有者や地元精通者からの情報、古地図や森林計画図、公図といった図面等を複合的に分析し、森林の境界を推定する『森林境界明確化』を、国内でも有数の規模で進めています。

経営管理制度イメージ

これらの取組により集積した高精度な森林情報をベースに、『森林を自身で経営管理できない、どうしていいか分からない』という所有者の森林を市がまとめ、地域の事業者にうまく橋渡しをしたり、防災の観点から市が直接森林整備を実施する仕組みである『森林経営管理制度』を推進していくこととしています。

森林整備イメージ図と事業の流れ

本市では、上記の『森林経営管理制度』の枠組みの中で、特に効率的に森林整備が可能なエリアを中心に、循環型森林整備を進めます。

事業のイメージ図と事業の流れは次の図のとおりです。

森林整備イメージ図

事業フロー図

 

森林整備の実績とノウハウを有する林業事業体と協定を締結し、市が『自身では管理ができない』という意向を持つ所有者の森林をまとめ、事業体に情報共有・斡旋する仕組みを整えるとともに、主伐・再造林と一体的に森林整備を実施できるエリアを森林経営計画(※)としてまとめることで、面的にまとまりをもった効果的・効率的な森林整備を行い、木材の循環利用の実現、手入れ不足の人工林の解消と森林の有する多面的機能の向上、森林所有者の負担・不安軽減など、現在の森林・林業を取り巻く様々な課題の解決に繋げます。

(※)森林経営計画・・・一体的なまとまりのある森林(山や谷などの地形界でくくられた面的なまとまりのある森林)を対象として、森林の施業及び保護について作成する5年間を一期とする計画。

協定に定める事項

循環型森林整備推進協定では、市・協定締結者ともに循環型森林整備の推進に関する課題の解消に向け、連携・協力するといった基本的な事項のほかに、主な役割として次のとおり定めています。

市の責務・役割

これまで進めてきた航空レーザ測量等により、樹種、樹高といった森林の基礎情報の集積に努める。また、森林境界明確化や森林所有者への意向調査により、森林の境界情報と所有者情報の集積に努める。

また、集積した情報を、森林所有者の同意の範囲内で協定締結者に提供し、循環型森林整備エリアの円滑な集約化に努める。

協定締結者の責務・役割

循環型森林整備を行う森林については、森林経営計画を作成し、効率的かつ適切な森林整備を行う。また、集約化にあたっては、面的なまとまりを持つ森林は積極的に集約化を行う。

主伐(皆伐)を行う場合、伐採跡地は人工造林により確実な林地の更新を行う。

ICT技術や先進技術を積極的に活用し、生産性向上及びコスト縮減を図り、森林所有者への適切な利益還元に努める。

 

協定締結を希望する林業事業者のみなさま

福知山市循環型森林ビジョンに基づく循環型森林整備を進めるためには、森林経営計画による施業の集約化と計画に基づく適切な森林整備のノウハウが求められることとなるため、協定締結に関する要件を次のとおり設定しています。

今後、広大な人工林で森林整備を進めていく必要があるため、協定を締結する事業者数の上限は現状定めていません。次の要件を満たし、循環型森林整備に意欲のある事業者は公募要領等を御確認の上、申出書を提出してください。

応募要件

(1) 福知山市内に本社または本店を有する者であること。

(2) 森林経営管理法第36条第2項の要件に適合し、京都府において公表されている者であること。

(3) 応募の日から過去2年以内に、福知山市内の森林において有効な森林経営計画を有する者であること。

 

公募要領

応募を御検討される際は、必ず次の公募要領を御確認ください。

協定締結者公募要領 [PDFファイル/182KB]

協定書(ひな形)

福知山市循環型森林整備推進協定書 [PDFファイル/340KB]

申出書

協定締結を希望する事業者は次の申出書に必要書類を添えて、下記窓口に御提出ください。

※募集期間は特に定めておりません。随時受付します。

【PDF版】

協定締結申出書 [PDFファイル/141KB]

【Word版】

協定締結申出書 [Wordファイル/19KB]

 
必要書類 備考
法人登記事項証明書または現在事項証明書

▪ 本市の指名競争入札等参加登録業者は省略可

▪ 写し可

▪ 発行後3か月以内のもの

森林経営管理法第36条第2項の要件に適合し、京都府において公表されている者であることが分かる書類

-府通知または府公表状況ホームページ

▪ 写しを提出すること

申出日から過去2年以内に、福知山市内の森林を含む有効な森林経営計画を有することが分かる書類

-森林経営計画の認定書および計画書表紙

▪ 写しを提出すること

▪ 計画終期が既に到来している場合は、その終期が本申出書の日付から2年以内であること

 

提出先

福知山市 産業政策部 農林整備課  森林経営係

〒620-8501 福知山市字内記13番地の1(市役所4階)
Tel:0773-24-7081 Fax:0773-23-6537

 

福知山市循環型森林ビジョンについてはこちらから

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