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熱中症対策について

ページID:0058145 更新日:2025年6月27日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

熱中症に気をつけましょう!

熱中症とは?

熱中症は、高温多湿な環境に長時間いることで体温調整機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく、屋内で何もしていないときでも発症し、場合によっては死に至る恐れのある病態です。
しかし、適切な予防法を知って入れば防ぐことが出来ます。また適切な応急処置により重症化を回避し、
後遺症を軽減することが可能です。

予防例

・暑い日の外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。
・熱中症のリスクが高い方(高齢者・子ども・持病のある方等)に声かけをしましょう。
のどの渇きを感じる前から、こまめに水分補給をしましょう。
・高温多湿で危険な環境では、運動を中止または延期しましょう。
・無理な節電をせずエアコン等を使用して温度を調整しましょう。
各人の体力や体調を考慮し、活動の計画を立てましょう。

暑熱順化(暑さに慣れ、暑さに強くなる)

・人が上手に発汗できるようになるには、暑さへの慣れが必要です。
 暑い環境で運動や作業を行うことを継続する事で
 3〜4日経つと、汗がより早く出るようになり 3〜4週間経つと、汗に無駄な塩分を出さなくなります。
 暑熱順化する事で、熱けいれんや塩分欠乏による症状が生じるのを緩和することができます。

汗をかかないような季節から、少しづつ汗をかく機会を増やしていき、夏の暑さに負けないように
無理をしない範囲で、からだづくりを行っていくことも重要です。

プレクーリング

・プレクーリング:運動・暑い環境での活動前にあらかじめ、体を冷やし深部体温を下げ、
     運動・活動中の体温上昇を抑える熱中症対策

外部冷却と内部冷却を組み合わせることで、より効果的に活動前の体を冷やせます。

外部冷却:クーラーや冷たいタオル、氷などで体の表面を冷やす
内部冷却:冷い飲み物などを摂取し、体の内部を冷やす

熱中症の応急処置について

熱中症を疑った時には、放置すれば死に直結する緊急事態であることをまず認識しなければなりません。
重傷の場合は救急車を呼ぶことに加え、現場ですぐに体を冷やし始めることが必要です。

現場での応急処置

① 涼しい環境への避難
② 脱衣と冷却
 ・意識障害がない場合
  涼しい場所に移し、衣服を緩め、水分と塩分を補給します。
  また皮膚を濡らしうちわや扇風機で扇ぐ、氷やアイスパック
  などで冷やす。
  冷たいペットボトル、袋に入れた氷などで、首のつけね・脇の下・ふともものつけ根に
  当てて血液を冷やすことも有効です。
 ・意識障害がある場合
 【労作性の場合:スポーツ・労働の場で】
  全身に水をかけ続ける「水道水散布法」が推奨されます。
  冷却はできるだけ早く行い、
  いかに体温を下げることができるかが重要です。
 【非労作性の場合:屋内などで】
  できる限り体表冷却や環境の冷房を実施しつつ、なるべく早く医療機関に搬送しましょう。
③ 水分・塩分の補給
④ 医療機関へ搬送
  自力で水分の摂取ができない場合、塩分を含め点滴で補う必要がありますので、緊急で
  医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。

福知山市での救急搬送数について   ※1

福知山市での熱中症による救急搬送者数は過去6年間で、 469 救急搬送がありました。
(令和元年〜令和6年の5月から10月までの搬送者数をカウントしています)
・世代別は70歳、80歳代が最も多く全体の43%、また10歳代は全体の11%を占めています。

          熱中症緊急搬送者 年代別
・発生場所は住居などの屋内が半数ほどを占めています。

          発生場所別人数

・福知山市での熱中症による救急搬送者数
(令和元年〜6年の5月から10月の搬送者数)
令和元年 74人
令和2年 58人
令和3年 46人
令和4年 68人
令和5年 92人
令和6年 131人
合計 469人

令和2年〜3年は新型コロナ ウイルスによる外出制限の影響により減少したことが考えられますが、

令和4年度以降は増加傾向にあり、令和6年では搬送者数が131人を記録しており、より一層熱中症対策を行っていく必要があります。

※1 福知山市消防署警防課 搬送者数データ 参考に作成

熱中症特別警戒アラートが創設されました

令和6年から「熱中症警戒アラート」より一段階上の「熱中症特別警戒アラート」が創設されました。

 「熱中症特別警戒アラート」は暑さ指数(WBGT)が京都府内の暑さ指数情報提供地点8ヶ所全てで
  翌日の暑さ指数が35以上となるときに発令されます。

 「熱中症特別警戒アラート」は、過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る
  重大な被害が生じる恐れがあります。

熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートが発令された場合

 ・自分の身を守るだけでなく、危険な暑さから自分と自分の周りの方の命を守ってください。
 (熱中症にかかりやすい方が室内のエアコン等により涼しい環境で過ごせているか確認する)

 ・校長、経営者、イベント主催者などの管理者は全ての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、
  徹底できない場合は運動・外出・イベント等の中止、延期、変更などを判断してください。

 ちらし1ちらし2
熱中症から命を守ろう [PDFファイル/2.44MB]

 

警戒1警戒2   
熱中症特別警戒アラート リーフレット [PDFファイル/817KB]

 

指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)

   クーリングシェルターとは、熱中症による健康被害を防止するために、
   福知山市で「熱中症特別警戒アラート」が発表されたときなどに、
   暑さをしのぐ場所として、市が指定する施設です。
​  京都府を対象に熱中症特別警戒情報が  発表されたとき、
  または福知山市において同等の暑さ指数(35以上)が予測・発表されたとき

  において、クーリングシェルターが開放されます。
  なお開放日時は、各施設の実情に応じて決定します。

クーリングシェルターの詳細な情報やクーリングシェルター一覧についての説明は下記リンクの
福知山市ホームページよりご覧いただけます。
福知山市ホームページ (指定暑熱避難施設:クーリングシェルター)

       

暑さ指数(WBGT)とは?

気温だけでなく、湿度や日差しの影響を考慮して、熱中症予防につながる指数として
考案された物が 暑さ指数(WBGT)です。

暑さ指数(WBGT)は気温・湿度・輻射熱・風の要素をもとに算出されており、特に湿度の影響を受けやすいです。
湿度の高い場所では、汗が蒸発しにくく、体から空気へ熱を放出する能力が減少してしまうため、熱中症になりやすくなってしまいます。

暑さ指数(WBGT)を用いた指針 ※2
暑さ指数による
基準域
日常生活に置ける注意事項 熱中症予防運動指針

熱中症特別警戒
アラート

35以上

徹底した熱中症予防行動に加え、熱中症にかかりやすい方(高齢者・乳幼児など)が涼しい環境で過ごせているか確認する。 運動は原則中止
特別の場合以外は運動を中止する。
子どもの場合には中止すべき。
熱中症警戒
アラート

33以上
普段以上に熱中症予防行動を心がける。
身近な方に、エアコンの使用や水分・塩分補給を行うよう声かけを行う。

危険
31以上

高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

厳重警戒
28以上31未満

外出時は炎天下を避け室内では室温の上昇に注意する。

厳重警戒(激しい運動は中止)
熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。10〜20分おきに休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
暑さに弱い人は運動を軽減または中止。

警戒
25以上28未満

運動や激しい作業をする際は定期的に十分に休息を取り入れる。

警戒(積極的に休憩)
熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。

注意
25未満

一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

注意(積極的に水分補給)
熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

※2 環境省 熱中症環境保健マニュアル2022 を参照

暑さ指数(WBGT)を行動の目安にしましょう

暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを活用した熱中症予防対策についての説明が下記リンクの京都府ホームページよりご覧いただけます。

京都府ホームページ(熱中症予防対策)<外部リンク>

  

​京都府内の最新の熱中症警戒アラートの発表状況(暑さ指数の実況と予測)は、下記リンクの環境省ホームページよりご覧いただけます。​
  環境省ホームページ(暑さ指数)<外部リンク>

労働安全衛生規則の施行

令和7年6月1日から労働安全衛生規則が改正され施行されました。

詳しくはこちらをご確認ください。
職場での熱中症対策が義務化されました

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