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令和4年度決算
令和4年度の財政運営
令和4年度の国の予算は、財政健全化の旗を降ろすことなく、「経済財政運営と改革の基本方針2021」等における2025年度のプライマリーバランスの黒字化目標等の達成に向けて、歳出・歳入両面の改革をしっかり進めていくという方針のもと、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期しつつ、「成長と分配の好循環」による「新しい資本主義」の実現を図るための予算として編成されました。
地方財政対策としては、地方税・地方譲与税の大きな増収を見込みつつ、感染症対応、社会保障関係費、デジタル化・脱炭素・地方創生の推進、防災・減災対策等に係る歳出増を踏まえ、地方交付税総額は前年度より0.6兆円多い総額18.1兆円が計上されるなど、一般財源総額としては前年度から0.7兆円増の63.9兆円が確保されました。また、公共施設等適正管理推進事業債への「脱炭素化事業」の追加や「長寿命化事業」の延長・拡充、緊急防災・減災事業債の適用項目の拡充などが図られました。
本市の令和4年度当初予算は、「変わる時代に 幸せを生きるまちづくり予算」として、喫緊の課題である「新型コロナウイルス感染症対策」を行いつつ、「まちづくり構想 福知山」で目指すまちづくりを進め「変わる時代」に的確に対応していくために新規・拡充事業にも積極的に取り組むこととしました。また、令和2年度から続く新型コロナウイルス感染症関連事業に加え、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の進行を契機として進んだ原油価格や物価の急激な高騰にかかる原油価格・物価高騰緊急対策関連事業などに取り組むため、一般会計においては第10号に及ぶ補正予算を編成することとなりました。
一般会計の歳入歳出決算規模は、新型コロナウイルス感染症関連事業及び原油価格・物価高騰緊急対策関連事業に係る予算を措置したことに加え、中・北部地域共同消防指令センター整備事業やつつじが丘・向野団地建替事業などの大型事業が本格化したことなどに伴い投資的経費が増加したこと等により、歳入・歳出とも過去2番目の大型決算となりました。決算収支としては、全税目が増収となった市税収入が大きく増加したことに加え、新型コロナウイルス感染症関連事業及び原油価格・物価高騰緊急対策関連事業に係る財源として地方創生臨時交付金や財政調整基金を活用したことなどにより、一般会計の実質収支は11.4億円の黒字となりました。
財政に関する指標については、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、普通交付税等の増額措置が無かったことや光熱費の増嵩等の影響で前年度から3.9ポイント上昇し92.8%となりました。また、健全化判断比率のうち実質公債費比率は0.3ポイント改善し9.6%に、将来負担比率は4.7ポイント改善し33.8%となりました。一般会計の基金残高の総額(定額運用基金除く。)は、将来の公債費抑制のために実施した地方債繰上償還の財源として減債基金を取り崩したこと等により、前年度から5.5億円減の108.4億円に、一般会計の市債残高の総額は、定期償還に加えて繰上償還を実施したことにより、前年度から23.0億円減の450.0億円となりました。これらの令和4年度決算にかかる指標等については概ね堅調であると言えますが、原油価格・物価高騰等による歳出の増加傾向が継続している中にあっては、令和4年3月に策定した「福知山市持続可能な財政運営の基本方針(令和4年度~令和8年度)」の目標達成を念頭に、健全な財政を堅持していくための不断の努力が必要です。
令和4年度決算概要
(一般会計・特別会計・財政指標・健全化判断比率・企業会計)
令和4年度福知山市の一般会計・特別会計・企業会計 合計15会計の決算認定議案を令和5年9月8日に市議会定例会に提案します。
令和5年第3回福知山市議会定例会において、10月30日に福知山市令和4年度決算が認定されましたので公表します。
詳しくはこちらからご覧ください。 [PDFファイル/251KB]
令和4年度財政状況資料集
令和4年度財政状況資料集 [Excelファイル/569KB]
決算成果説明書
・市議会事務局、市長公室、財務部、市民総務部、会計室、消防本部、選挙管理委員会事務局、監査委員事務局、公平委員会事務局 [PDFファイル/10.13MB]
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