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分銅型土製品

ぶんどうがたどせいひんの画像1

オモテ

ぶんどうがたどせいひんの画像2

ウラ

6 分銅形土製品(ぶんどうがたどせいひん) 興遺跡出土(府暫定、考古資料)


 福知山市教育委員会 所蔵

 興遺跡は多数の出土物とともに住居跡や環濠(かんごう)跡が確認された福知山市内でも重要な弥生時代の遺跡のひとつです。
 写真の出土物は分銅形土製品と呼ばれるもので、近畿自動車道敦賀線(現舞鶴若狭自動車道)の建設工事に伴い、平成元年に行われた発掘調査中に溝の底から出土しました。
 この分銅形土製品とは、円形もしくは長方形の土板の左右がくびれた弥生時代の特徴的な土製品で、重さを量る分銅の形をしているところから、こう呼ばれています。弥生時代中期から後期にかけて作られており、岡山県を中心とした中国・四国地方および近畿地方に及ぶ範囲に分布しています。
 興遺跡から出土した分銅形土製品は、上半部の約三分の二を欠いていますが、復元残存長一二・二cm、厚さは中央部で四・七cmを測り、ほぼ全形を知ることができます。
 分銅形土製品をめぐっては、再生と豊穣(ほうじょう)を象徴する「人形説」や「仮面説」など複数の説があり、その用途が「これで決定!」ということにはなっていませんが、非日常的な場において用いられた祭祀(さいし)性の強いものであるという点では研究者の考えは一致しています。本土製品も集落を守るための環濠の掘削あるいは収穫祭などに伴う儀礼的行為の場で破砕され、溝に投棄されたものと推測されています。


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