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丹波焼甕(山田古墓出土品)

ページID:0029566 更新日:2020年11月13日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 

8 丹波焼甕 山田古墓出土(府暫定)

  たんばやき

 福知山市教育委員会蔵

 

 山田古墓は、福知山市大内の丘陵上に位置する鎌倉時代後期から南北朝期にかけての古墓群である。
 昭和五十七年に近畿自動車道(現舞鶴若狭自動車道)の建設工事に先立って発掘調査が行われ、土を盛り上げて築いたとりで状の高まりを中心に、土で築いた壇状の遺構、火葬墓、集石遺構、土坑(どこう)〔人間が土を掘ってできたと考えられる穴〕など六十基以上が確認された。

 丹波焼甕は、土坑の一つから出土した。高さが60cm、胴部も最大で60cmをはかる大型の甕である。赤褐色系の色をしているが、上半部には自然釉がかかっている。骨を納めた蔵骨器として使用されたものであり、大型品でほぼ完全な形に復元できる丹波焼甕として貴重な資料である。
 


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