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專福寺楼門

ページID:0029490 更新日:2020年11月17日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

31 專福寺楼門(府暫定)

專福寺楼門

 福知山市夜久野町直見

 一間一戸楼門、入母屋造、桟瓦葺  十八世紀中期

 

 楼門は宝暦二年(1752)の銘を持つ梵鐘を吊るし、下層柱上の木鼻・虹梁絵様が本堂向拝のものと類似することから、本堂と同時期の十八世紀中期の建立と考えられる。

 上層は桁行梁行ともに三間となり、撞木を妻側に吊るす点は福知山市域の鐘楼門にみられる形式である。

 上層柱上に頭貫・台輪を渡し、木鼻付平三斗を組んで丸桁を受ける。棟札から明治十一年(1878)、昭和五十七年(1982)に修理があったことがわかり、化粧垂木より上の部材が取り替わるが、そのほかの部材はよく残っており、全体的に装飾を抑えた簡素な造りの鐘楼門である。


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