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浄仙寺山門
29 浄仙寺山門(府暫定)
福知山市大江町河守
一間一戸、入母屋造、桟瓦葺 桁行三間 梁行三間 文政三年(1820)
楼門は本堂の絵様肘木と外形が類似することから、寺蔵の記録にある文政三年(1820)が建立年代と考えられる。
一間一戸、入母屋造、桟瓦葺の鐘楼門で、上層は桁行梁行ともに三間とする。
通常、梁行中央に吊られる下層の門扉を正面側に寄せ、上層の前から二本目の柱筋に合わせ親柱筋を配置する。一部に改造や修理による部材の取替が見られるが、旧態をよく残し、福知山市域でよくみられる上層の梁行が三間となる鐘楼門の一形式を伝える。