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浄仙寺本堂

ページID:0029479 更新日:2020年11月17日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

27 浄仙寺本堂(府暫定)

浄仙寺本殿

 福知山市大江町河守

 一重、入母屋造、向拝一間、桟瓦葺  桁行14m 梁行12.4m  天保三年(1832)

 

 浄仙寺は天輝山と号す浄土宗寺院で、応永十一年(1404)河守城主新治内蔵佐持忠の開基と伝え、新治氏の菩提寺であったという。

 本堂は寺蔵の記録から天保三年(1832)建立と伝え、向拝正面の竜の彫物には「中井権次橘正貞」の刻銘が確認できることからも、このころの建立と考えられる。

 平面は正面一間通りを広縁とし、外陣を凹型に展開して、その両脇間の後方に奥行半間の脇陣を、中央間に外陣と背面に張り出す形で内陣を配する。内陣正面の柱は丸柱とし、柱上に斗栱を組んで大虹梁を正側面に架け渡す。

 内陣正面の丸柱及び宮殿廻り等を彫刻や絵様で飾る本格的な本堂建築で、宮殿上の二重折天井等に大工の技量の高さが伺える。


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