本文
佐須賀神社本殿
22 佐須賀神社本殿(府暫定)
区分:建造物
員数:1棟
時代:18世紀中頃
構造:三間社、切妻造、銅板葺
所在地:福知山市字私市小字宮ノ下
佐須賀神社は旧私市村の鎮守。延喜式内社の「佐須我神社」に比定される。足が若干内股になる蟇股から18世紀中頃の建立と考えられる。各部手法をみると、妻飾り三斗斗栱の上に二十虹梁をかけ、頭貫上には蟇股、下虹梁上には麒麟彫物、一番上の太瓶束両側には波頭形の笈形を飾る。三間以上の本殿で切妻造となる形式は綾部市の高津八幡宮本殿(府指定)にもみられるが、全国的に類例が少なく、当地域の神社本殿の特徴をなすものと考えられる。