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南山 観音寺本堂

ページID:0029421 更新日:2020年11月16日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

20 南山 観音寺本堂(府暫定)

観音寺本堂

 福知山市大江町南山

 一重、入母屋造、妻入、向拝一間、鉄板葺  桁行五間 梁行五間  明治五年(1872)

 

 観音寺は高野山真言宗に属し、室尾谷山と号する。寺伝では和同七年(714)行基による開基で、行基が大和国室尾山で長谷寺の本尊の余木で十一面観音像を彫り、本尊としたと伝える。

 本堂は明治五年(1872)建立と伝え、向拝手狭等絵様の彫りの深さからも十九世紀後期の建立とみられる。平面は方三間の内陣の四周に入側を廻し、方五間とする。正面一間通りを吹き放ちの外側、両脇間一間を脇陣、背面中央三間を裏堂とし、裏堂には内陣側から半間ほど突出して須弥壇・脇壇を設ける。内陣の各柱間には欄間彫刻を掲げ、須弥壇周りには極彩色を施すなど、建物全体を華やかに彩る。向拝に修理による部材の取替が認められるが、近世の流れを汲んだ明治期の大規模本堂の姿を伝える。


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