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龍源寺阿弥陀堂(旧惣堂)

ページID:0029420 更新日:2020年11月16日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

19 龍源寺阿弥陀堂〔旧惣堂〕(府暫定)

 龍源寺阿弥陀堂

 福知山市三和町菟原中

 一重、宝形造、桟瓦葺  桁行正面一面 背面三面 梁行三間  寛政元年(1789) (棟札)

 

 龍源寺は聖観音を本尊とする曹洞宗寺院で、寺伝によれば永平寺二十四世龍察を開山とする。創建年代は不明であるが、寛永頃までは密教系寺院であったといわれる。安永八年(1779)に諸堂残らず焼失し、天明元年(1781)に再興されている。阿弥陀堂は棟札及び細部意匠から寛政元年(1789)の建立が明らかで、天明以降に再建された諸堂の一つ。棟札から、村人百人余りの寄進で建てられたことがわかり、惣堂としての役割が窺える。建具を入れずに吹き放しとした構造で、正面には三間通しの差鴨居を入れて柱間を飛ばす。縁は廻さないが堂内一面床を張り、背面中央に寄せて仏壇を設ける。仏壇脇の小堂は別の建物からの移築と見られ、細部様式から阿弥陀堂建立以前に遡る。


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