ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

田ノ谷 八幡神社本殿

ページID:0029407 更新日:2020年11月16日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

17 田ノ谷 八幡神社本殿(府暫定)

田ノ谷

 福知山市三和町田ノ谷

 一棟 切妻造、向拝一間、正面千鳥破風付、正面軒唐破風付、栩葺

 桁行一間 梁行一間  寛政二年(1790) (木槌銘)

 

 八幡神社は細見川上流に位置する田ノ谷一帯の氏神で、応神天皇を祀る。社伝によると、正徳四年(1714)に本殿改修があり、古田家から正一位を授かったといわれている。本殿は上棟時の製作とみられる寛政二年(1790)の木槌が残されており、絵様等からもこの頃の建立と考えられる。切妻造平入の社殿で、向拝は五枝ずつ落として取り付く。正面には千鳥破風と軒唐破風を設け、各棟に千木や堅魚木をのせる。二手先の詰組であるが、柱間の組物は大斗枠肘木に換えて蟇股とするほか、尾垂木は下反り曲線を持つなど特異な形式である。木鼻や象鼻に多種多様な主題を彫るなど彫刻も多様で、一部には彩色を施していたこともわかる。


みなさんの声を聞かせてください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?