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願来寺観音堂

ページID:0029322 更新日:2020年11月16日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

15 願来寺観音堂(府暫定)

願来寺観音堂

 福知山市字長田

 一棟  宝形造、向拝一間、桟瓦葺  桁行正面一間 背面二間 梁行二間  寛政元年(1789)頃(天田郡志 資料)

 

 願来寺は薬師如来を本尊とする高野山真言宗の寺院である。創建年代は不明だが、空也が開山し、泉教によって寛永六年(1629)に中興したと伝わる。観音堂は寛政元年(1789)再建され、細部様式からもこの頃の建物と考えられる。宝形造の小堂に向拝を付け、正面は差鴨居を入れて柱間を飛ばす。内部には仏壇に如意輪観音を安置する。組物は大斗絵様肘木で巻斗を用いず手先肘木を重ねて丸桁を受ける。側周りの建具はすべて新調、木部も塗装が施されているが、隣の地蔵堂とともに境内の主要な景観要素となる建物である。


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