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願来寺地蔵堂

ページID:0029320 更新日:2020年11月16日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

14 願来寺地蔵堂(府暫定)

願来寺地蔵堂

 福知山市字長田

 一棟 入母屋造、向拝一間、桟瓦葺  桁行正面一間 背面二間 梁行二間  十八世紀後半

 

 願来寺は薬師如来を本尊とする高野山真言宗の寺院である。創建年代は不明だが、空也が開山し、泉教によって寛永六年(1629)に中興したと伝わる。地蔵堂は宝永七年(1710)再建と伝わるが、細部様式から十八世紀後半の建物と考えられる。入母屋造の小堂に向拝を付け、正面は差鴨居を入れて柱間を飛ばす。内部には仏壇に千体地蔵を安置しており、組物は大斗絵様肘木で巻斗を用いず手先肘木を重ねて丸桁を受ける。側周りの建具はすべて新調、木部も塗装が施されているが、隣の観音堂とともに境内の主要な景観要素となる建物である。

 


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