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願来寺本堂

ページID:0029314 更新日:2022年1月27日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

13 願来寺本堂(府暫定)

願来寺

 福知山市字長田

 一棟 宝形造、瓦型鉄板葺  桁行三間、梁行三間  寛延元年(1748)頃

 

 願来寺は薬師如来を本尊とする高野山真言宗の寺院である。創建年代は不明だが、空也が開山し、泉教によって寛永六年(1629)に中興したと伝わる。本堂は寺伝によれば寛延元年(1748)再建とされ、細部様式からもこの頃の建物と考えられる。規模の大きな三間堂で背面に位牌堂が突出する。軒から上の部分や建具は近年の修理で新調されているが、正面は内開きの蔀戸(しとみど)であった痕跡が残る。本堂内部は一面に床が張られているが、大虹梁と海老虹梁を架け渡して格天井を受け、四周を化粧屋根裏とするなど、弾宗様仏殿に倣った架構をもつことや、柱上で組物の手先を出して化粧隅木を受け、木鼻や拳鼻を重ねて賑やかに飾ることも特徴である。


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