本文
春日神社本殿
12 春日神社本殿(府暫定)
福知山市三和町高杉
一棟 一間社流造、正面軒唐破風付、銅板葺 元禄十四年(1701)頃(石碑銘)
春日神社は旧高杉村の産土神で、梅田七社の一つとされ、大永五年(1525)の棟札(福知山市指定文化財)が伝来していることから、この時期の創建と伝えられる。本殿は虹梁・木鼻等の絵様から十七世紀後期の建立と考えられ、境内石碑に元禄十四年(1701)に改築・遷宮された旨の記載がある。全体的に簡素な意匠であるが、脇障子や板支輪の浮彫や蟇股等に雲紋や波紋を多用する点が特徴的である。