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天寧寺 木造阿弥陀如来坐像

40 天寧寺 木造阿弥陀如来坐像(市指定)
福知山市字大呂 一躯 像高70.6cm 一木割矧造(ヒノキ材) 平安時代
本像は保存状態は良好とは言えないが、主要な部分は当初の造形をよく残している。
本体と左体側部を接合するために像内に穴を穿った小突起を設けている点、本体部と右肩の接合において、背面で互いに相かぎ状に切り込みをつくって合わせている点は珍しく注目されるべき技法である。
像容は、頭体のバランスがとれ、細かく彫られた螺髪や瞑想する静かな表情、流麗で柔らかな衣文線などがみられ、平安時代(十二世紀)に京都で制作された仏像であると考えられ、当地の重要な文化財である。
本像は保存状態は良好とは言えないが、主要な部分は当初の造形をよく残している。
本体と左体側部を接合するために像内に穴を穿った小突起を設けている点、本体部と右肩の接合において、背面で互いに相かぎ状に切り込みをつくって合わせている点は珍しく注目されるべき技法である。
像容は、頭体のバランスがとれ、細かく彫られた螺髪や瞑想する静かな表情、流麗で柔らかな衣文線などがみられ、平安時代(十二世紀)に京都で制作された仏像であると考えられ、当地の重要な文化財である。