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中 薬師堂 木造薬師如来坐像

ページID:0001363 更新日:2020年11月10日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 

5 中 薬師堂 木造薬師如来坐像(府暫定・市指定)

木造薬師如来坐像(中薬師堂)の画像

 

福知山市字中

一躯  像高178.5cm 寄木造  平安時代

(附)像内仏 金銅聖観音坐像 像高5.5cm

 いわゆる周丈六(しゅうじょうろく)の薬師如来坐像で大作である。平安時代後期の穏やかな造形を基本としているが、相好(そうごう)は目尻が切れ上がり、頬の張りの強い厳しい表情を示し、衣のひだを整然と刻出している。12世紀末に下る制作とみなされる。

 構造は寄木造で、頭髪部左前方部、両手先、彩色等は後補、裳先は欠失している。

 なお江戸時代に頭部内に納められた金銅聖観音(こんどうしょうかんのん)坐像については市指定文化財のみの指定となっている。

(像内仏安置台側面墨書)

(表)弘法大師御作恵(横書)

(裏)奥州三春城主為乾元院殿前信州大守

剛山瑞陽大居士菩提也


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