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観興寺 木造金剛力士像

ページID:0001357 更新日:2020年11月11日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 

44 観興寺 木造金剛力士像(市重要)

木造金剛力士像(観興寺) の画像

 

福知山市字甘栗  二軀 像高209cm

 通有の形態をとる金剛力士像である。眼は古い形態の彫眼で、岩座の上に立つ。金剛力士像としては誇張が少なく形体がよく整っており、鳩尾が非常に盛り上がって力感もよく表現している。

 最近修理して彩色を施し、裳裾は下地に白の胡粉を塗り、その上に桐と鳳凰の絵を鮮やかに入れている。このため、当初の造像法がわからず、制作年代が明確ではないのが惜しまれる。いずれにしても南北朝期を下るものではない。

 また、彫眼については、何らかの理由で玉眼ではなく彫眼としたものと思われる。修理の際、像内に「金剛仏子良快」の墨書銘があったといわれるが、確証はない。


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