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大智寺 木造天部立像

ページID:0001341 更新日:2020年11月10日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 

26 大智寺 木造天部立像(市指定)

木造天部立像(大智寺)の画像

 福知山市夜久野町今西中  一軀 木造 総高102.7cm  平安時代

 十二軀の破損仏像群とは別に、比較的よく像容を留める天部立像が安置されている。

 頭頂より岩座にいたるまで、木心を左足後方に籠めたヒノキの一材より掘りだす。顔は右斜め下方に向け、左足を一段高い岩座に置く。髺は双螺髺とし、宝冠の先に宝珠飾りが付いていた形をとどめることは貴重で、京都誓願寺毘沙門天像を思わせる。天冠台のこめかみ部に炎髪を立ち上げる。眼を飛び出させて、口をへの字に結び、忿怒形とする。腹前に大きな師噛みを表し、両肩にも師噛みを表す。袴を脛当ての上に表す。

 迫力のある天部像で、十~十一世紀の造像と考えられる。

 


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