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丹波西国三十七所道中記版木

ページID:0001275 更新日:2020年11月10日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 

7 常楽寺 丹波西国三十七所道中記版木(附保存容器)(市指定)

丹波西国三十七所道中記版木の画像

福知山市三和町岼  江戸時代

 この版木は百観音堂円通庵の良英和尚が丹波地方にある三十六の札所を紹介している道中記に百観音堂を加えて「丹波西国三十七所道中記」として改版したものと言われている。参勤交代の要路であった細野峠を通る通行人に名札所や名所、旧跡を案内するガイドブックとしても配付されていた。細野峠百観音堂の版木が現在常楽寺の所蔵となっているのは、良英和尚が常楽寺に転住したことによると思われる。

 版木は、「大」三枚、「小」一枚からなり、「大」の版木には、表紙、本文、奥書が彫られ、版の片面には四ページ分が刻まれており、一枚につきこれが両面であるので、八ページ分になる。版木の収納容器は蓋と身からなり、蓋の表面には「丹波西国版木蓋版木三枚別ニ道中板壱枚都合四ツ」とあり、蓋の裏面にも「大切ニすべし 丹波西国版木箱蓋菟原峠百観音堂蔵板入円通代再造」と墨書がある。また、身の内側・側面、外側底面にもそれぞれ墨書があり、大切に取り扱われていることがわかる。


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