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朝暉会 太刀

ページID:0001264 更新日:2020年11月10日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 

14 朝暉会 太刀(市重要)

朝暉会 太刀の画像

福知山市字内記

一口 長68.2cm、全長88.8cm、反2.7cm  江戸時代

 延宝三年(1675)本阿弥の「備前国 国綱」との折紙があり、長さは二尺三寸七分半とある。ただし文政五年(1822)の御刀御拵目録写しによれば、この鑑定以後に一寸二分半を磨き上げたとしており、現在の長さは茎(なかご)を磨き上げたため短くなっている。拵(こしらえ)は、花唐草模様の絵革と黒漆塗の鞘(さや)、白と黒の鮫皮(さめがわ)を皮紐で巻き上げた柄(つか)、銀象嵌(ぞうがん)の南蛮鍔(つば)と目貫(めぬき)などの金具も凝っている。鞘には、朱漆の四ツ目結の家紋が三カ所ある。小柄は現存しない。

 刀工大鑑(得能一男著)によれば、備前国綱はなく、山城粟田口の刀工の作品かと思われる。


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