ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

如来院 懸仏

ページID:0001263 更新日:2020年11月10日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

3 如来院 懸仏(かけぼとけ)六面(府登録)

如来院 懸仏の画像1如来院 懸仏の画像2

福知山市大江町仏性寺 如来院

それぞれ裏面に應永十年未夘月十八日の銘がある。

寸法 鏡板径 像高

蔵王権現 32.3cm 13.2cm

阿弥陀如来 32.7cm 15.0cm

虚空蔵菩薩 32.3cm 14.5cm

薬師如来 32.2cm 14.4cm

釈迦如来 32.4cm 14.2cm

馬頭観音 32.4cm 14.3cm

 

室町時代 応永十年(1403)

 

 六面伝わる懸仏は、ヒノキ材の胎に尊容を打ち出した銅版二枚を左右に貼り合わせて構成される。

 尊容は薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来、虚空蔵菩薩、馬頭観音、蔵王権現をそれぞれ表している。

 注意すべきは判読が難しいものも含めて、すべて裏面に墨書銘文があり、それによると応永十年(1403)につくられたものであることが判明することである。

 また丹後国大江山麓、仏性寺、如来院など墨書が読み取れ、薬師如来の銘には、通覚、妙定、覚如など僧名と中山堂なる文字が読み取れる。


みなさんの声を聞かせてください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?