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若宮八幡神社 宝篋印塔
40 若宮八幡神社 石造宝篋印塔(市指定)
福知山市字三俣上安場 一基 総高120.0cm
若宮八幡神社の御神体として社の内陣に納められている。石材は花崗岩かと思われ、宝珠・請花・九輪(くりん)・伏鉢(ふせばち)を一石で作り、 本来は別物であったと思われる基壇上に置かれている。また、塔身四面に梵字(ぼんじ)、基礎に格狭間を彫っている。
制作年代については、各部のつりあい、姿の力強さ、笠の隅飾りの開き等から、鎌倉時代後期のものと判断され、市内でも最古級の宝篋印塔(ほうきょういんとう)である。