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照仙寺 山門
62 照仙寺山門(市重要)
福知山市字堀 一棟 長屋門、寄棟造、桟瓦葺
長屋門(ながやもん)様式で旧福知山城の城門を移築したものと伝えられる。太鼓門(たいこもん)との説もあるが、来歴を裏付ける文献は確認できずその真贋は不明である。一方、比較的規模の大きな長屋門であることから藩主級の屋敷門である可能性も指摘されている。
照仙寺は現在地にいたるまで寺地を2度移転しており、この門も屋根等に一部後補もみられるが、当初の部材も多く伝えており、福知山城郭内の様相を今に伝える貴重な遺構である。