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天寧寺 絹本著色即休契了像

ページID:0001203 更新日:2020年11月11日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 

2 天寧寺 絹本著色即休契了像(国指定)

絹本著色即休契了像の画像

 福知山市字大呂  一幅 縦89.0cm 横34.0cm

 即休契了(しっきゅうけいりょう)は元の人、中国江南紫金山の金山寺の高僧で、天寧寺開山愚中周及の師である。この絵は、周及が即休契了のもとを去るに際し、即休自ら賛を加え与えたものである。一方、周及はこれに対し、応永七年(1400)、この頂相(ちんそう)を永く天寧寺に伝えるよう書いている。

 この頂相は、一幅一鋪の絵絹に描かれ袈裟や衣などが簡単に描いてあるが、顔の描写は入念である。

(賛文)

妙高峯頂行船場」 子江心走馬唐人不」

識這容儀付与」 日東及侍者」

日本周及侍者」 写予衰質乞言」

因印之云紫金」 山七十六老僧契了(花押)」

(右下墨書)

此頂相永充」 金山天寧寺」

常住」 応永七年庚辰」

八月十九日」 愚中老衲周及(花押)」


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