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金光寺 紫絹金泥種子曼荼羅図

ページID:0001195 更新日:2020年11月11日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 

14 金光寺 紫絹金泥種子曼荼羅図(市指定)

紫絹金泥種子曼荼羅図の画像

 福知山市字喜多  一幅 縦98.8cm 横67.8cm

 横に八、縦十二、合計九十六の各種の種子曼荼羅(しゅじまんだら)を金泥(きんでい)で描いたもので、地は一幅一鋪の紫絹(しけん)である。種子の書体から考えて鎌倉時代前期を下らないものと思われる。

 これらの種子曼荼羅は、付表のとおり両界曼荼羅・理趣経曼荼羅系の各別尊曼荼羅をはじめとして、薬師十二神将・請観音経・仁王経・法華経・六地蔵・六観音・三十仏・三衣梵字・福徳.智恵・二十五菩薩・十二光仏等の諸曼荼羅、さらに、熊野・日吉山王・白山・箱根・走湯山の修験霊所の諸曼荼羅を含み、これが三岳山の中腹にあり、比叡山妙香院の末寺で、天台修験の丹波における中枢寺院であった金光寺独特の信仰をあらわした作品であることがわかる。この曼荼羅の観想の順序は、右上隅より左上隅に至り、順次下段に移り、各段とも右より左へ観想し、最後は最下段左下隅の焔摩天曼荼羅で終わる。他に例をみない珍しい遺品である。


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