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令和5年度若者まちづくり未来ラボ事業「プロジェクト選択会議」(6月25日開催)
プロジェクト選択会議レポート
「福知山市若者まちづくり未来ラボ」において、令和5年6月25日にプロジェクト選択会議を実施し、高校生がそれぞれの興味関心に基づいてプロジェクトを選び、活動を本格的に始めます。今回はその様子をお知らせします。
地域協働講座「公民館と地域づくり」
プロジェクト選択の前に、2つの講座を実施しました。その1つが福知山公立大学の杉岡准教授の地域協働講座でした。
地域の言葉の意味を確認しながら、地域づくりは「みんなの幸せ=ウェルビーイング」を実現するために取り組む視点を持つことが必要というお話や、公民館は「人をつなぎ、学びあい、集う場所」という役割があり、鹿児島県鹿屋市や京丹後市の公民館を活用したユニークな取組の紹介がありました。
「公民館の数はいくつあるか」等の問いかけや、公民館の定義がされている社会教育法をはじめとした法律を確認しながら講座を進めることによって、自分で少し考えてみたり、普段は触れることが少ない法律にも触れながら、公民館や地域づくりを学ぶ時間となりました。
データサイエンス講座
次に福知山公立大学の畠中教授によるデータサイエンス講座が実施されました。
データサイエンスは、統計と情報技術と対象から価値(役立つこと)を見つけることを指し、なぜデータサイエンスが注目されるようになってきたかという話や、データサイエンスの考えを防災に役立てる方法ついて話がありました。
一見、データサイエンスという言葉を聞くと、難しい印象を受けますが、問題を設定して、関連する情報を集めて、そこから問題を解決するための方法を考える流れは、プロジェクトを進めていく上でもとても重要な視点でした。
フリーテーマプロジェクト「校歌I’ve」
いよいよ、プロジェクト選択!・・・の前に、事務局で用意した「まちづくり×地域公民館プロジェクトコース」、「防災×データサイエンスプロジェクトコース」の2つ以外に、福知山高校の高校生が考えたフリーテーマプロジェクト「校歌I’ve」の活動紹介がありました。
校歌I’veプロジェクトでは、福知山市の閉校になった小学校の校歌をインターネット上にアーカイブすることで、地域の人達や卒業生がいつでも、どこでも母校を思い出せるようにすることを目的としています。しかし、校歌には著作権があり、安易にインターネット上で公開できない課題があるため、校歌の著作権者から許可を得て、校歌のアーカイブを進めていきたいという活動方針が語られました。
プロジェクト選択会議
「まちづくり×地域公民館プロジェクトコース」、「防災×データサイエンスプロジェクトコース」 、フリーテーマプロジェクト「校歌I’ve」の3つに対して、質疑応答の時間を設けた後に、参加者が自分のやってみたいプロジェクトを選び、プロジェクトごとに今後の活動スケジュールや方針を話し合いました。