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令和7年度 帯状疱疹ワクチン事業のお知らせ
帯状疱疹は、子どものときに感染した水ぼうそうウイルスが、加齢や免疫の低下などで再活性化し、かゆみや痛みを伴う水泡が神経に沿って帯状にできる皮膚疾患です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹ワクチンは、発症の予防や重症合併症に対する効果的な予防対策の一つです。
帯状疱疹ワクチンは「定期接種」と「任意接種(助成金交付事業)」があります。どちらの対象かわからないという人はフローチャートをご活用ください。定期接種・任意接種(助成金交付事業)それぞれの詳細については下記をご覧ください。
帯状疱疹ワクチン定期接種・任意接種フローチャート [PDFファイル/205KB]
<目次>
・定期接種
ワクチンの種類
帯状疱疹ワクチンは2種類あり、接種方法や回数が異なります。下記の表を参照ください。いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
※これらの予防接種は、自らの意思で接種を希望された人に行うもので、接種を強制するものではありません。接種される際には主治医とも相談の上、ワクチンの種類についてご検討ください。
ワクチンの特徴
乾燥弱毒生水痘ワクチン 「ビケン」 |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン 「シングリックス筋注用」 |
|
---|---|---|
接種方法 | 皮下に接種 | 筋肉内に接種 |
接種回数 | 1回 | 2回※ |
接種条件 | 病気や治療によって、 免疫の低下している方は接種できません | 免疫の状態に関わらず接種可能 |
予防効果 |
接種後1年時点 6割程度 接種後5年時点 4割程度 |
接種後1年時点 9割以上 接種後5年時点 9割程度 接種後10年時点 7割程度 |
主な副反応 |
30%以上 注射部位の発赤 10%以上 注射部位のそう痒感・発熱・腫張・疼痛・硬結 1%以上 発疹・倦怠感 |
70%以上 注射部位の疼痛 30%以上 注射部位の発赤 10%以上 注射部位の腫れ 1%以上 痒み・倦怠感・全身疼痛 |
(厚生労働省「帯状疱疹の予防接種についての説明書」より )
※通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種 。病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師 が早期の接種が必要と判断した場合、 接種間隔を1か月まで短縮できます。
他のワクチンとの接種間隔
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」、乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」いずれも、医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌等の他のワクチンとの同時接種が可能です。
また、乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」は生ワクチン(注射)のため、接種後27日以上の間隔をおいてください。
定期接種
対象者
1. 次の年齢に該当する人(個別に5月ごろ案内を送付します)
年齢 | 対象生年月日 |
---|---|
65歳 | 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日 |
70歳 | 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日 |
75歳 | 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日 |
80歳 | 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日 |
85歳 | 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日 |
90歳 | 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日 |
95歳 | 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日 |
100歳 | 大正14年4月2日~大正15年4月1日 |
101歳以上 | 大正14年4月1日以前 |
2. 接種日時点で、60歳から64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する病気で身体障害者手帳1級保持者(希望者は健康医療課(Tel 0773-23-2788)までご連絡ください)
※転入された人で、対象者に該当し接種を希望する人は健康医療課(Tel 0773-23-2788)までご連絡ください。
【参考】帯状疱疹ワクチン定期接種の経過措置
令和7年度から令和11年度内に70、75、80、85、90、95、100歳となる方は5年間の経過措置として、70、75、80、85、90、95、100歳※になる年度に定期接種対象者となります。
※100歳以上の方については、令和7年度に限り全員対象となります。
接種できる期間
令和7年5月以降順次~令和8年3月31日
※乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」を接種される場合には、2回目接種までを上記期間内にお済ませください。
※乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」は1回目接種後、2回目接種まで2か月の間隔をあける必要があります。
接種費用(自己負担額)
医療機関にお支払いください。
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 4,000円
- 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」 10,000円(1回につき)
接種場所
(定期)実施医療機関一覧 [PDFファイル/571KB]
(注)一覧表以外の医療機関で接種を希望される場合は、事前に余裕をもって健康医療課までお問い合わせください。
接種日当日の持ち物
- 予診票
- 本人と確認できる証明書(マイナ保険証・介護保険証・運転免許証など)
※予診票は個別に送付します。対象者で予診票を紛失された場合は、再発行が可能です。お問い合わせください。
接種費用無料制度
上記対象者で「市民税非課税世帯」「生活保護世帯」の人は無料になる制度があります。
事前に申請が必要です。
市民税非課税世帯に該当
窓口・郵送・webでの申請が可能です。Faxでの申請はできません。
無料申請書類は下記からダウンロードできます。また健康医療課窓口にも置いています。
・無料申請手続きについて [PDFファイル/459KB]
・定期B類予防接種無料申請書 [PDFファイル/95KB]
・定期B類予防接種無料申請書記入例 [PDFファイル/185KB]
webでの申請はこちら→https://logoform.jp/form/HsVz/690130<外部リンク><外部リンク>
※マイナンバーカードと、スマートフォンアプリ「xID」が必要です。
申請受理後、該当か非該当を確認の上予診票を郵送いたしますので、申請手続きは余裕をもって行ってください(原則当日発行不可)。
生活保護世帯に該当
あらかじめ無料の予診票を送付しておりますので、届いた予診票を使用して接種してください。
任意接種(福知山市帯状疱疹ワクチン接種費用助成金交付事業)
福知山市では帯状疱疹ワクチン接種を希望する人への接種にかかる費用の一部助成をしています。
令和7年度帯状疱疹ワクチン接種費用助成金交付事業ちらし [PDFファイル/259KB]
※助成事業実施医療機関はこちら
助成対象者
接種日時点で福知山市民であり、定期接種対象者を除く下記のいずれかに該当する人
(1)接種日において50歳以上で過去に福知山市の助成で帯状疱疹ワクチン接種をしていない人
(2)福知山市の助成で1回目乾燥組換えワクチン「シングリックス筋注用」のワクチンの接種を受けた人で、当該ワクチン接種を受けた日から2月を経過する日(医師が医学的知見に基づき必要と認めるにあたっては、1月を経過する日)から6月を経過する日までに2回目の乾燥組換えワクチン「シングリックス筋注用」のワクチン接種を受けた人
また、令和6年度に助成制度を利用され、上記期間内での2回目接種が令和7年4月以降になった場合についても助成対象となります。
(3)接種日において18歳以上50歳未満の人で帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる以下の状態の人(ただし、対象者(3)の人は組換えワクチンのみ)
- 疾病又は治療により免疫不全である人
- 免疫機能が低下した人または免疫機能が低下する可能性がある人
- 上記以外で医師が接種を必要と認めた人
※接種費用の助成は乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」1回または乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」2回とします。接種希望者が医療機関と十分ご相談のうえ、生ワクチン、組換えワクチンのどちらかを選択して接種。
助成対象期間
令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
助成金額
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 3,000円
- 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」 8,000円(1回につき)
接種場所
(注)一覧表以外の医療機関で接種を希望される場合は、下記「助成を受ける流れ」の【助成事業を実施していない、または市外の医療機関等の場合】をご覧ください。
助成を受ける流れ
助成事業を実施している医療機関を確認する。
【助成事業を実施している医療機関の場合】
- 医療機関で指定書式に必要事項を記入
- 助成金額を差し引いた自己負担分を支払い、接種する
【助成事業を実施していない、または市外の医療機関等の場合】
- 医療機関にて全額自己負担で接種
- 必要書類を福知山市へ提出(必要書類の提出は令和8年3月31日まで)
<必要書類>
- 福知山市帯状疱疹ワクチン接種費用助成金交付申請書(下記よりダウンロードするか健康医療課窓口までお問い合わせ下さい。)
- 予診票(写し)
- 領収書(写し)
※口座確認のため通帳と、印鑑(申請者氏名と口座名義が異なる場合のみ)もご持参ください。
※助成対象者(3)に該当し、助成事業を実施していない、または市外の医療機関等で接種希望の人は接種前に健康医療課(0773-23-2788)までお問い合わせ下さい。
福知山市帯状疱疹ワクチン接種費用助成金交付申請書(50歳以上) [PDFファイル/154KB]
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