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令和6年度住民税税制改正
個人住民税の税制改正(令和6年度)
2024年2月更新
令和6年度(令和5年分)から適用される個人住民税の税制改正のうち、主なものを掲載いたします。
国外居住親族に係る扶養控除等の見直し
令和6年度の住民税から、年齢30歳以上70歳未満の国外居住親族について、次のいずれにも該当しない場合は扶養控除等の適用および非課税限度額の適用対象から除外されます。
- 留学により非居住者になった人
- 障害者
- 扶養控除等を申告する納税義務者からその年における生活費または教育費に充てるための支払を38万円以上受けている人
上場株式等の配当所得等に係る課税方式の統一
特定配当等及び特定株式等譲渡所得金額に係る所得の課税方式を所得税と一致させることとなりました。これにより、所得税と異なる課税方式を選択することができなくなります。
所得税で特定配当等及び特定株式等譲渡所得金額に係る所得を確定申告すると、これらの所得は住民税でも所得に算入されます。それにより、扶養控除や配偶者控除などの適用、非課税判定、国民健康保険料や後期高齢者医療保険料、介護保険料等の算定に影響が出たり、各種行政サービスなどに影響が出たりする場合がありますのでご注意ください。
森林環境税の創設
森林整備に必要な地方財源を安定的に確保する観点から、森林環境税及び森林環境譲与税が創設されました。
森林環境税は、令和6年度より市民税・府民税(住民税)の均等割の枠組みを用いて、国税として1人年額1,000円を市が賦課徴収することとされており、その税収は、全額が森林環境譲与税として市や府へ譲与されます。
なお、平成26年度より、東日本大震災を教訓とする防災のための施策財源として、均等割額に1人年額1,000円が課税されていますが、こちらは令和5年度で終了します。