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藤井竜王と広瀬八段が福知山城で対局!将棋の「竜王戦」開催(2022/11/8・9)
2022年5月20日公開
更新履歴2022年7月4日,7月15,8月12日,8月24日,9月30日,10月15日,10月17日, 11月13日
将棋界最高位のタイトル戦である第35期「竜王戦」七番勝負の第4局が、2022年11月8日(火曜日)・9日(水曜日)の2日間にかけて、福知山城にて行われました。福知山市のシンボルである、明智光秀が築いた城にて、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖の五冠)と広瀬章人八段が対局しました。
福知山市での棋戦は、竜王戦史上初の「お城将棋」となった2018年以来、4年ぶり2度目。2022年は市制85周年の記念すべき年です。実行委員会を組織し、市民参加型のイベントを開催しました。
「竜王戦」を通して、福知山市の地域資源と「まちづくりへの挑戦心=光秀マインド」を発信し、大河効果(明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』、20~21年放送)をつなぎながら、引き続き地域の活性化を目指していきます。
竜王戦福知山城対局 メニューブック
フォトギャラリー
こどもたちがお出迎え(2022/11/7)※画像をクリックすると大きな画像がひらきます。
初手(2022/11/8)※画像をクリックすると大きな画像がひらきます。
(随時更新)関連イベント情報
▼開催中
▼開催終了
- 2022年7月10日(日曜日) 記念企画第1弾「現役プロ棋士と対局しよう!」
- 2022年8月27日(土曜日) 記念企画第2弾「夏休みこども竜王戦 福知山将棋大会」
- 竜王戦のクラウドファンディング型ふるさと納税「藤井竜王と広瀬八段とこどもたちのための特設対局室をつくる!」(2022年10月31日まで)<外部リンク>
- 福知山城天守閣内に「将棋フォトスポット」設置(2022年7月~10月)<外部リンク>
- 2022年11月7日(月曜日)前夜祭・11月9日(水曜日)大盤解説会
- 2022年11月13日(日曜日)こども竜王戦 福知山将棋大会 in 竜王戦アフターパーティー
1. 概要
第35期 竜王戦七番勝負 第4局 福知山対局
藤井聡太竜王 対 広瀬章人八段
日程:2022年11月8日(火曜日)・9日(水曜日)
場所:福知山城 天守閣 特設対局室
※竜王戦の前後期間含め、福知山城の天守閣・本丸広場の一般入場はできません。詳細はページ下部にて
主催: 読売新聞社 日本将棋連盟
共催: 竜王戦福知山城対局 実行委員会
―福知山市制85周年記念―
2. 対局関係棋士
●竜王戦対局
《立会》 小林健二九段
《新聞解説・副立会》 稲葉陽八段 (第31期竜王戦第4局でも来福)
《記録係》 榊大輝初段
●大盤解説会 11月9日(水曜日)
《解説棋士》 折田翔吾五段 (記念企画第4弾ゲスト棋士)
《聞き手》 藤井奈々女流初段 (第31期竜王戦第4局でも来福)
※対局関係棋士は、11月7日(月曜日)の前夜祭に、藤井竜王、広瀬八段とともに登壇されます。
3. 福知山市長 コメント
この度、第35期「竜王戦」第4局の舞台が福知山城に決定しました。4年前、初の「竜王戦 福知山城対局」では、市民による子ども将棋教室や大会が始まるなど、このまちに将棋文化が花開きました。そのレガシーを受け継ぐ市民の方々とともに、更なる挑戦の機会をいただけたことは、望外の喜びです。
前人未踏の世界を切り拓く令和のスーパースター、藤井聡太竜王。今回の対局でも、まちづくりに挑戦する福知山、そして日本全国の人に、厳しい時でも未来を切り拓く力をもたらしていただけると確信しています。
子どもたちをはじめ皆さまの心に残るよう、藤井竜王と挑戦者の方による角逐(かくちく)の対局を、全力でサポートさせていただきたいと思います。
明智光秀が築いた福知山城に、新たな歴史の1ページが刻まれる11月。今から楽しみです。
2022年5月20日 福知山市長 大橋 一夫
4. 福知山城 臨時休城
竜王戦開催や対局室仮設に伴い、以下の期間は該当エリアが一部利用できません。何卒ご了承ください。
● 福知山城 天守閣の【休館】 2022年11月1日(火曜日)、2日(水曜日)、4日(金曜日)~10日(木曜日)
※11月3日(木曜日・祝日)は、開館します(関西文化の日)
※設営関係車両が本丸広場内を通行することがあります。
●福知山城 本丸広場の【立入不可】 2022年11月7日(月曜日)正午~9日(水曜日)
※登城坂から封鎖します。本丸広場・天守閣には入場できません。
福知山城HP https://www.fukuchiyamacastle.jp/<外部リンク>
※休城中の「福知山城御城印」、「続日本100名城スタンプ」のお求めは、JR福知山駅北口の観光案内所へ。
(参考1) 竜王戦とは
竜王戦は、読売新聞社と日本将棋連盟が主催する将棋のタイトル戦。毎年10月から12月に、竜王位をかけて七番勝負が行われます。将棋の全8タイトル戦の中で、最高位に位置づけられています。
2021年の第34期竜王戦では、挑戦者の藤井聡太王位・叡王・棋聖が豊島将之竜王(いずれも当時)に挑み、4連勝。史上2番目の若さで初の竜王位を獲得し、史上最年少で四冠を達成しました。
読売新聞オンライン「竜王戦」ニュースサイト https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi<外部リンク>
(参考2) 過去の「竜王戦 福知山城対局」
【対局】 2018年11月24日・25日、第31期竜王戦七番勝負の第4局が福知山城にて行われました。福知山市での棋戦開催は初、竜王戦としても初となる天守閣での対局でした。対局者は、防衛すればタイトル通算100期となる羽生善治竜王(当時)と挑戦者の広瀬章人八段。第4局では広瀬八段が勝利し2勝2敗のタイに戻します。その後、勝負は第7局までもつれ、広瀬八段が初の竜王位を獲得しました。
【市民参加とレガシー】 市民が参加できる企画として、高倍率となった前夜祭・大盤解説会、子どもたちによる対局者お出迎え、子ども向け将棋教室・大会のほか、勝負めしの公募、市内カフェでのパブリックビューイング、クラウドファンディング型ふるさと納税で全国から支援を募るなど、竜王戦対局地としては初の試みにも挑戦し、好評を博しました。
記録=https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/3/11989.html
長らく福知山市内には将棋教室がありませんでしたが、竜王戦をきっかけに、市内2か所に子ども将棋教室が開校、普及指導員も3名誕生。福知山市に本部を置く、日本将棋連盟の三丹支部も発足しています。
多くの人が協働し、将棋を通して地域活性化に取り組んでいることは、竜王戦のレガシーです。
これらのレガシーが第35期実現につながったと考えています。
(参考3) 福知山城とは
丹波を平定した明智光秀により1579(天正7)年ごろ築城されました。
明治初期に廃城となりましたが、1986(昭和61)年に福知山市民による瓦一枚運動の熱意によって5億円以上が集まり、三層四階の天守が復元されて現在に至ります。望楼からの城下の眺めは抜群で、まちのシンボルとして市民に親しまれています。
▼別名・臥龍城
福知山城は、市街地を一望できる福知山盆地の中央に突き出た丘陵の先端地にあり、その姿が龍が臥しているように見えることから臥龍城(がりゅうじょう)の別名を持ちます。
また福知山城公園にかかる太鼓橋は、昇龍橋(しょうりゅうきょう)と言います。
▼近年のトピックス
2017年 「続日本100名城」選定
2018年 「第31期竜王戦第4局」で羽生善治竜王(当時)と広瀬章人八段が対局
2019年 「福知山城 一日城主」公募/「福知山城 現代大茶会」開催/入館者数新記録(20年度に更新)
2020年~2021年 福知山城を築いた明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』放送/城のふもとに期間限定「福知山光秀ミュージアム」開館/地元団体と京都府により福知山城でプロジェクションマッピング実施
2022年 「#福知山城チャレンジ」企画で、公募により選ばれた「明智光秀が主人公の史上初の能」上演
▼福知山城の特徴
(1)明智光秀が築城した城の中で、現在唯一、天守閣がある城
(2)北近畿唯一、天守閣がある城
(3)京都府内で唯一の登れる天守閣がある城
(4)光秀時代の石垣が残る城(ちなみに石垣に使われている転用石の数約500は日本有数)
(5)全国初、再生可能エネルギー100%の城(夜間ライトアップも含む)
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