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「明智光秀が築いた城下町 福知山 まるごとまちごとフォトスポット化計画」スタート!
“いがいと“フォトジェニックなまち!歩いて楽しい、撮っても楽しい福知山をみんなで発信!
福知山市と福知山光秀プロジェクト推進協議会は12月23日、「明智光秀が築いた城下町 福知山 まるごとまちごとフォトスポット化計画」の始動と、全8つのプログラムを発表しました。
戦国武将・明智光秀が築いたまちのシンボル福知山城では、昨年より将棋タイトル戦、一日城主、茶会など城の可能性を広げる企画が実施され、今年度は入館者数が過去最高を記録するなど、世間の注目度が増している状況です。そんな中、城をさらに市民に開き、また城を中心としたフォトスポットをつくることで、市民や観光客の方が思わず写真を撮って発信したくなるような、市民参加型「フォトスポット化計画」を進めていきます。
プログラムは来年1月以降開始するものから、すでに実施中のものまで、それぞれ異なります。
8つのプログラム
1.福知山城 天守閣内 撮影解禁 【2020年1月1日~】
1986年福知山城天守閣内の再建後、撮影に所蔵者の許諾が必要な展示資料があることから館内一律で撮影禁止としていましたが、福知山城の活用を推進する昨今の方針と、姫路城や大阪城、岡山城など他の天守閣では撮影がOkなことを鑑み、館内での記念撮影や市所蔵の資料の撮影を解禁します。
ただし著作権の関係上、撮影禁止の資料があります。(該当資料には撮影禁止サインを掲示します)
2.福知山城 御城印 誕生! 【2020年1月1日~】
近年、「御朱印」ならぬ「御城印」が城好きの方々の間でブームです。今年に入り「御城印」の特集本や特集記事が出されたり、御城印帳なるものも販売されています。そんな中福知山城にも「御城印をつくらないの?」という問合せをいただいていましたが、ようやく!完成しました。
「福智山城」の文字は古文書からとっています。
続100名城スタンプラリーに続くコレクターズアイテムとしてお手元に置いていただくとともに、ぜひ写真に撮ってSNSに投稿してください!
- 料金:300円
- 販売場所:福知山城天守閣のみ
3.福知山城 カメラシェアリングサービス 【2020年 日程調整中】
遠隔操作カメラで、通常では“自撮り”不可能な特異なアングルから城と自分を“自撮り”できるサービス。撮影データは、ご自身のスマホにダウンロードできます。
- 位置:福知山城天守閣3階踊り場
- 料金:無料(福知山城天守閣入館者が利用できるサービスです)
4.福知山光秀ミュージアム ウェルカムトリックアート 【2020年1月~日程調整中】
福知山光秀ミュージアム(佐藤太清記念美術館)の広場に、来館者を歓迎する“ウェルカムトリックアート”を設置。錯視を利用して、まるで絵が飛び出しているように3Dに見えます。
※デザインは追って発表します。
5.明智藪ビューポイント(音無瀬橋) 【12月下旬 看板設置済み】
音無瀬橋から望む、明智藪と福知山城が一枚の写真に収められる”知られざるビューポイント“に看板を設置しました。福知山城と御霊神社を巡るまちあるき中に、ちょっと寄り道して写真を撮りませんか?
6.福知山城3D錯視サイン(福知山駅コンコース) 【12月下旬テスト設置、1月11日から正式設置】
福知山駅コンコースの床面に、3Dに見える錯視サインを掲出します。
7.福知山限定!光秀が話す自販機(福知山城ほか) 【設置済み】
武将イラストの巨匠・諏訪原寛幸さんによる福知山オリジナルの光秀イラストをラッピングし、さらに光秀がしゃべる!という話題の自販機。光秀ゆかりのスポットである福知山城、御霊神社(御霊公園)、明智藪(足立音衛門 裏手)の”光秀トライアングル“と観光案内所では隠しフレーズがそれぞれ異なりますので、ぜひ全自販機制覇に挑んでください!
8.#いがいと福知山インスタフォトキャンペーン4「明智光秀が築いた福知山城2020」 スタート!【2020年1月1日~2月29日】
Instagramでの「#いがいと福知山」のついた投稿はすでに17,000件超!20,000ポストを目指し、福知山城や明智光秀をテーマにした新キャンペーンを開催。優秀作品にはふるさと納税返礼品が贈られます。あなたの渾身の福知山城ショットを、ぜひ投稿してください!また、集まった投稿で福知山城のおすすめ撮影場所のマップ化などを予定しています。
福知山市のインスタグラムを見るにはこちらから<外部リンク>
▼補足
(1)(2)(7)(8)福知山市が主体
(3)(4)(5)(6)福知山市、福知山光秀プロジェクト推進協議会の2者が主体
フォトスポットMap
フォトスポット化計画の狙い
1.福知山城の活用促進 市民に開かれた城とし、城の価値を高める
明智光秀ゆかりのまちの資産であるシンボリックな福知山城の新たな活用策として、城を中心とするフォトスポット化計画を実施し、ますます市民に開かれた城とすることで、市民により城の新たな魅力が発見され、まちのシンボルとしての価値が高まっていくことを期待しています。
2.城から城下町へ まちあるき促進
福知山城を訪れる何万もの観光客に、城下町や、光秀の治水対策の名残と伝わる明智藪と由良川、光秀を神として祀る御霊神社など本市のまちなみの素晴らしさを、カメラ片手にまちあるきを楽しみながら発見してほしいと期待しています。
3.市民・観光客の情報発信の活発化 「明智光秀のまち福知山」ブランド拡大
これまでも福知山市では「いがいと!福知山」を合言葉に、Instagramをプラットフォームにして、市民とともに福知山の意外な魅力を見つけ、共有し、発信していくシティプロモーションを行ってきました。
そして、2020年は、おそらく福知山市に近年で最も多くの観光客が訪れる年となります。そんな絶好の機会に、市民と観光客の方に写真を撮ってシェアしていただくことで、福知山のポジティブで楽しい写真をSNS・ネット上にあふれさせ、「明智光秀のまち福知山」ブランドイメージを全国に拡大していくことを狙いとしています。
(参考) 福知山城 -32年ぶり 入館者数が過去最高を更新-
丹波を平定した明智光秀により1579(天正7)年ごろ築城された。石垣築城時に領民が発した掛け声「ドッコイセ」が祭りや福知山踊りへと発展。明治初期に廃城となったが、1986年に福知山市民による瓦一枚運動*の熱意によって三層四階の天守が復元されて現在に至る。
*城に使う瓦一枚につき3000円以上を一口として寄附を募り、5億円余りの寄附が寄せられた。
2017年には「続日本100名城」に選定され、2018年11月には将棋の最高峰タイトル戦「竜王戦」の舞台にもなり、羽生善治九段(当時竜王)と広瀬章人八段が第4局で対局した。
なお、近年は「明智光秀が築いた城」として入館者数が増加している。今年度は前年度の約2倍(11月末時点)の入館者数を記録し、11月には年度の過去最高入館者数を更新。初の5万人台に達し、まだまだ記録を伸ばしている。
2020年1月11日~2021年1月11日には、福知山城ふもとの佐藤太清記念美術館2階に「福知山光秀ミュージアム」がオープン。展示内容は、大河ドラマ企画展、現存する貴重な資料の10期にわけての入替展示、光秀の生涯を紹介する年表や資料、光秀が苦労した“丹波攻め”の映像など。光秀の足跡をたどり、歴史を紐解くことで、福知山ならではの明智光秀像を発信します。
●福知山城の特徴
- 明智光秀が築城した城の中で、現在唯一、天守閣がある城
- 北近畿唯一、天守閣がある城
- 京都府内で唯一の“登れる”天守閣がある城
*他に府内で天守閣があるのは伏見桃山城だが、城跡とは異なる場所に建つ模擬天守。 - 光秀時代の石垣が残る城
もともとは寺社などで使われていた石塔などが「転用石」として石垣に使われている。その数500以上。これだけ沢山の転用石を間近で見られるのは、全国広しといえども福知山城だけ