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2019年11月9日(土曜日)「福知山城 現代大茶会」を開催しました
クリス・ペプラーさんと水野直己さん(福知山ドッコイセ大使/シェフパティシエ/洋菓子マウンテン代表)が茶会を振り返るアフタームービーを公開しました。
「福知山城 現代大茶会 アフタームービー」(3分06秒)
(2019年11月9日更新)
当日の開催レポートはこちら!
福知山市Facebookページ<外部リンク>
コンセプトは、「明智光秀が、この令和の時代に茶会を開くとしたら・・・」
市では、「明智光秀は茶の湯に親しむ文化人でもあった」という、知られざる光秀の魅力を全国にアピールすべく、光秀の城として残っている福知山城の本丸広場を舞台に、11月9日(土曜日)に「福知山城 現代大茶会」を開催します。
コンセプトは「明智光秀が、この令和の時代に茶会を開くとしたら・・・」。今年2月に「明智光秀が築いた城下町 福知山」特別大使に就任した、光秀の子孫とされTV・ラジオパーソナリティーのクリス・ペプラーさんが「城主」として「現代大茶会」を主宰します。
大茶会を彩る「現代版 茶菓子」(スイーツ)を、国内外で活躍するシェフパティシエで福知山ドッコイセ大使の水野直己さんが今回の茶会のために新たに創作。「ワールドチョコレートマスターズ」で世界一に輝いた水野さんならではの、独創的なチョコレート茶菓子にご期待ください。
さらに茶道家・裏千家茶道准教授の松村宗亮さんが来福。「茶の湯をもっと自由に!もっと愉しく!」をコンセプトに欧米やアジア、首相公邸でもお点前を披露し、異業種との積極的なコラボレーションで伝統の開拓・発信に努め、さらにMBAも持つという異色の茶道家が、福知山市の伝統工芸「丹波漆」の茶碗などを使用し、現代で茶に親しむ若い世代である市内高校茶道部の生徒をおもてなしします。
そして第二部では、来場者100名 に「水野直己さんがつくるお茶菓子」「松村宗亮さんが点てたお茶」をふるまいます。
本企画は、光秀の知られざる魅力と福知山市とのつながりを全国に発信する「知られざる明智光秀プロジェクト」第四弾として行います。稀代の文化人が集結し、文化人・光秀の想いを現代に継ぐ「福知山城 現代大茶会」、ぜひご注目ください。
「福知山城現代大茶会」チラシ [PDFファイル/1.18MB]
実施概要
名称
「知られざる明智光秀プロジェクト」第四弾 福知山城 現代大茶会
開催日時
令和元年(2019年)11月9日(土曜日)
・11時00分から 第一部 現代大茶会
・14時00分から 第二部 ふるまいイベント
開催場所
福知山城 本丸広場 銅門番所(あかがねもんばんしょ)/京都府福知山市字内記5
実施内容
・第一部 現代大茶会:茶の湯、茶菓子の披露、登壇者によるトーク
・第二部 ふるまいイベント:来場者先着100名に無料でお茶と茶菓子をふるまう
第一部登壇者
・クリス・ペプラー さん(TV・ラジオ パーソナリティー)
・水野 直己 さん(シェフパティシエ)
・松村 宗亮 さん(茶道家)
・大橋 一夫福知山市長
・招待市民(福知山市内高校の茶道部所属の生徒10名程度を予定)
第二部参加方法
・当日13時00分より、福知山城本丸広場にて先着100名に整理券配布。
※お1人様1枚。なくなり次第終了。
・14時00分から1回20名30分の入替制で、整理券順に案内。
雨天決行、荒天中止(中止の場合は、福知山市HPにてお知らせします)
登壇者プロフィール
クリス・ペプラーさん(TV・ラジオパーソナリティー)
FMラジオ局J-WAVEが1988年に開局すると同時に、ナビゲーターとして抜擢され、30年間に渡り「TOKIO HOT 100」のDJを務めている。 日本のミュージックマスターとして知られ、音楽、映画やスポーツなどエンターテイメントを中心にTV番組、CM出演、ドラマ出演、ビッグセレブの来日記者会見やインタビュー、イベントMCなど幅広く活躍中。
水野 直己(みずの なおみ)さん(洋菓子マウンテン代表、シェフパティシエ)
1978年生まれ。京都府福知山市出身。福知山市ドッコイセ大使。
「お菓子の家ノア」、「レストラン パリジェンヌ」を経て2002年渡仏。パリ「Le grenier a pain」で修業後、「Le Trianon ANGERS」でガロワイヨ氏に師事。2004年帰国し「二葉製菓学校」講師。2009年から「洋菓子マウンテン」シェフパティシエ。
2005年「内海杯技術コンクール」金賞、2006年「UIPCG第7回マスタークラス世界選手権ドイツ大会」世界第4位、2007年「ワールドチョコレートマスターズ2007」世界大会で総合優勝など受賞歴多数。
松村 宗亮(まつむら そうりょう)さん(SHUHALLY庵主、裏千家茶道准教授)
1975年横浜市生まれ。英国国立Wales大学大学院 経営学科卒(MBA)
学生時代ヨーロッパを放浪中に日本人でありながら日本文化を知らないことに気づき、帰国後茶道を始める。「裏千家学園茶道専門学校」を卒業後 2009年 横浜関内にて茶道教室 SHUHALLYを開始。
「茶の湯をもっと自由に!もっと愉しく!」というコンセプトによる活動が共感を呼び、全国の百貨店やギャラリーまた海外や首相公邸から招かれるなど多数の茶会を開催。
伝統文化によるチャリティイベントを主催するなど、日本文化の新たな伝統の開拓・発信に努め幅広く活動中。監修のSHUHALLY茶室 裏千家十六代坐忘斎御家元 命名「文彩庵」は2010年度グッドデザイン賞受賞。
茶道具
現代作家による、丹波漆の茶碗、銘々皿、棗(なつめ)を使用。
このほかにも、京都の作家の現代的茶碗、銘々皿を使用。
丹波漆の歴史
明治40年に発行された「実用漆工術(じつようしっこうじゅつ)」という本に、日本全国の漆の産地30か所が記されていますが、その一番目に書かれているのが、「丹波(たんば)」です。「丹波」というのは、今の京都府と兵庫県にまたがっていましたが、漆で「丹波」といえば、現在の福知山市の西北部の地域のことを指してきました。
この「丹波の漆」の歴史は、奈良時代の初期、即ち、約1300年も昔に確認できます。そして、この地域に明治期には、500人もの漆を掻き取る人たちがいたのです。全国で30を数えた漆の産地は、次々と姿を消して、現在も引き続いて残っているのは、ほんのわずかしかありません。こうした中で、この福知山市(夜久野地域)で「丹波の漆」の歴史と伝統を守り、受け継いでいる人たちがいることは、その存在自体が貴重なものです。
連動企画 “お茶”の映画上映
福知山市内唯一の映画館「福知山シネマ」では、「福知山城 現代大茶会」連動企画として、11月8日(金曜日)~11月21日(木曜日)に『樹木希林さん特集上映』を開催し、“お茶の映画”である『日日是好日』のアンコール上映と、同映画の撮影現場などに密着したドキュメンタリー映画『“樹木希林”を生きる』を上映します。
(問:福知山シネマ0773-23-1249)
(参考)知られざる明智光秀プロジェクト
今年2月、明智光秀の知られざる魅力と福知山とのつながりを全国に発信するため、明智光秀の子孫とされているタレントのクリス・ペプラーさんを「『明智光秀が築いた城下町 福知山』特別大使」に起用し、始動しました。
第一弾:福知山市が明智光秀の印象を調査する第一回「明智光秀イメージ調査」の結果発表
第二弾:市のプロモーション動画「クリス・ペプラー 福知山城 新城主 就任会見」の公開
第三弾:「福知山城 一日城主」の公募を行い、オーストラリアの中高生12名を選出
第四弾:「福知山城 現代大茶会」
(参考)知られざる明智光秀・・・光秀と茶の湯
「本能寺の変」で知られる明智光秀は、実は優れた文化人でした。
当代随一の茶人に師事し、茶会に熱心に出席してきた光秀が、自身が主宰する茶会を開いたのは1578年と晩年のことでした。これは「一流の武将茶人」の証でもあり、以来、頻繁に茶会を開いています。茶道具や茶の間に飾る美術品にもこだわりを見せていたとされ、光秀が開催した茶会では、数々の逸品が披露されたそうです。
光秀が特に懇意にしていた文化人は、千利休などとともに「天下三宗匠」と呼ばれた堺の豪商・津田宗及。宗及は光秀が主宰する茶会にも多々出席しています。光秀は、茶の湯はもちろんのこと、和歌や連歌などにも通じた、当時には数少ない文化人・教養人でした。
福知山市の特設サイト 「知られざる明智光秀を訪ねて」
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